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久々の幕見、吉例顔見世大歌舞伎・楼門五三桐 [★伝統芸能]

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■吉例顔見世大歌舞伎
https://www.kabuki-bito.jp/sp/news/5056
https://www.ntj.jac.go.jp/kabuki/news/12125.html

楼門来月の国立劇場と併せて見に行くと吉右衛門のプロマイドがもらえるということで(笑)、久々に並んで見ました幕見。
しかし、楽しみにしてたのになぜか片頭痛が出て、体調絶不調。
チケット購入後は、木挽き町広場で和小物など冷やかしつつ時間を潰しましたが、上映時間になっても復調せず、なんと熱演の三味線を聞きながらウトウトしてしまう大失態。たった15分しかないのに(笑) 水を得た魚のように生き生きとした石川五右衛門こと吉右衛門の一挙手一投足を、頭痛で目が眩みはっきりと見れなかったことが悔しい!
来月にこの恨みはらさでおくべきかー。 しかし、羽柴秀吉は何で坊主に化けてあそこにいたのか…いつも忘れてしまう。大悪党と、その親の敵。まあそれだけでゾクッとくるものがあるのですが、どう見ても年齢的に五右衛門の方が秀吉より大分上に見える。貫禄ありすぎです。 ■今更「氷艶」に萌え
http://hyoen.jp ちなみに帰宅後、去年代々木体育館で公演していた「氷艶2017~破娑羅」の放置していた録画を見ました。 私の好きな古事記の世界と、歌舞伎が見事に融合。高天原のニニギノミコトに振られた岩長姫が、復讐のため仁木禅正を歌舞伎の国から召喚し、姉のコノハナノサクヤヒメとニニギノミコトを拉致してしまう。それに対抗して、サルタヒコとアメノウズメは弁慶と源義経を召喚。

面白いじゃないか! 去年何でこれを見に行かなかったのか。岩長姫の市川笑也は経験者なのか、スケートが上手い。義経役の高橋大輔は独壇場で見事な舞踊を見せる。覚えるの大変じゃないか、これ。
スケーターの台詞は廃し、歌舞伎役者が台詞を担うことで、みごとに歌舞伎になっている。
しかし荒川静香の神々しさよ。四肢の長さと優美さ。本当に化粧映えしますね。

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8/4 初の浅草演芸ホール [★伝統芸能]

 ●HP…http://www.asakusaengei.com/

初めての浅草演芸ホール。
昼の部と夜の部に分かれ、一日料金を支払う。二部制の時間割の間なら何時に入ってもいいし、何時に出て行ってもいい。ただし、一度退出したら再入場は不可。
このシステム、歌舞伎や相撲と似てますね。日本の娯楽は一日たっぷり遊べるということが共通点なんですね。

---仲入り---
落 語 三遊亭小笑
落 語 三笑亭夢丸
漫 才 Wモアモア
落 語 桂小南
ー 20時00分~ー
落 語 桂伸治
曲 芸 ボンボンブラザ-ス
落 語 夜の部主任 三遊亭笑遊


私は夜の部の仲入り後に入りました。19:00からだと夜割りで1800円に。
浴衣を着ていったら「浴衣割り」で更に500円割引になりとってもラッキー。しかし前の座が押しているらしく19:00になってもなかなか窓口を開けてくれず、まんじりとする。
でも若い劇場員が「弁当売り切れたので、お買い求めなら近くの店で」と親切に教えてくれる。持ち込み可能なんですね。
中に入ると右手に売店。缶ビールとつまみは充実。柿の種を購入し、ど真ん中に陣取ります。

落語家さんのことは全く知りません。笑点に出てる人の顔はわかるけど名前が一致しないくらいの無知ぶり。
いやーなめてました。とても失礼な話ですが、出演者は玉石混合で、なかには笑いのセンスが古い人などいるのかと思いました。 中入り後に入って7組ほど拝見しましたが、みな口舌巧みで各々個性があって、ベテランにはベテランの余裕さや練れた雰囲気があって。

なんなんでしょうね、あのベテランさんのあの「間」。 主任の笑遊さん。
「この間電車でへそを出していた女性がいてね…」って前振り、それだけで笑っちゃう。途中でいきなり「あれは痴女です!」と叫んだときはもう堪らなかった。
1時間のうち30分を不思議な笑遊ワールドに引き込んだ後、「覚悟を決めた。俺は落語をやる!」と言って、見事にガマの油売りを披露してくれました。

独特のだみ声の桂小南さん、明るい口舌の三笑亭夢丸さん、おねえっぽいくねくね動きが面白い桂伸治さん真打ちでした!本当に申し訳ない。
二つ目の三遊亭小笑さんも師匠の笑遊さんにちっっとも似てない話芸でしたが、独特のぼそぼそ喋りでじわっと面白かったですよ。何の予備知識も無いからこそ、変な期待もせず新鮮な笑いを楽しめたのかもしれない。お安いし癖になりそう。


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■居酒屋 吾妻屋(おでん)

友人がホッピー通りの店は「暑いから嫌だ!」というので店探し。浅草の夜は早い。 小路をのぞくとディープな店ばかり。

国際通りにやっと見付けた気軽そうな店に入る。夏におでんもいいじゃないですか。
しかも二階の客は手酌で日本酒を注いでよし、という無警戒ぶり。

浅草コロッケは大きくてお腹にたまる。おでんも種の値段は一律で迷いがない。いい店見付けた。
浅草演芸ホールの落語の笑いは、じわっとお腹の中でくすぶって、自然とニコニコしてしまう味わい。今晩のおでんとぴったりでした。


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壽 初春大歌舞伎@歌舞伎座初日 [★伝統芸能]

●HP・・・http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/541

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念願のお正月の初日!
気分を盛り上げて、着物で参りました。
話す知人は皆「海老蔵?」と。違います!高麗屋三代襲名です!
銀座三越は正月休みだったので、松屋銀座のデパ地下にてお弁当を購入。
色々売り切れていたり、お正月だから限定的な発売だったりして欲しい弁当は手に入らなかったけれど、時間も時間だったせいか30%割引などで買えました。しかし、凄い混みようでした。
ちなみに東銀座界隈の店はほぼ閉まっておりましたが、ざっと確認できる限り【文明堂カフェ】【茜屋珈琲店】と【パリのワイン食堂】さんは営業していました。

また、一階の【歌舞伎稲荷神社】のご朱印を、歌舞伎座タワー5階「お土産処 楽座」で頂きました!
ただ、予め刷られた紙に赤い印が押されていたのですが、朱肉ではなくインクのスタンプ台を使ったようで、全く乾かず・・・嬉しいものの、ちょっと困りました。
口上は二幕目。演目の一つに組み込まれてるんですよね。歌舞伎鑑賞まもない頃は驚きましたけれど。
舞台は客席から向かって左が下手、右が上手になります。
吉右衛門は右端でした。口上はあまり得意ではないとみて、有り体に言えば凡庸でした(笑)。
それよりも左團次さんが!白鴎の若かりし頃を褒める際に「私なんてキャバレー!」なんて言うもんだから会場が爆笑の渦で、台詞の後が全く聞こえなくなってしまって。
そんな後の吉右衛門さんだから、まあ凡庸に聞こえるのも無理はない。
そして三幕目、まってました勧進帳!
金太郎改め染五郎、13歳なので声がまだ高いですが、その清々しいほどの美丈夫ぶり。
史実上の義経は、確か都落ちをしたのが29歳だから、勧進帳の義経はあんなに若いはずはないのでよね(笑)。
それはさておき、染五郎は薄幸の美少年という趣で、それがまた悲哀を誘いました。
初弁慶を演じる染五郎改め幸四郎も、迫力に足るのかなと思っていましたが、彼は彼で若々しく血気盛んな弁慶で好感が持てました。
受けて立つ富樫に吉右衛門、涙が出るほどかっこいい!
化粧も若々しい白塗りなので、先月よりも生き生きと見えました(失礼)。
勧進帳はほぼ富樫と弁慶の二人芝居に近い。その間、ずっとしゃがんでいる義経。
三つ指ついてずっと腰を折る口上も大変だろうに。その後でこの体勢、すごい集中力と体力を要しますね。
愛之助は化粧してもすぐわかる面立ちをしていますね。四天王に花を添えていました。
浅学なのですが、義経の従者である四天王を束ねるのが弁慶ということは、『勧進帳』では弁慶を明王と見立てているということなのでしょうか?
私、『山伏問答』で興奮するあまり、富樫が酒を振る舞い弁慶が酔っ払う『延年の舞』でいつも緊張の糸が切れてしまって。この後に六法飛びがあるので大事なんですけど、個人的には蛇足(笑)。
四幕目の『相生獅子』と『三人形』も華やかでした。
孝太郎さんが扇子をちょっと落としてしまいましたがご愛敬。
すっかり左團次さんの衝撃で印象がふっ飛んでしまった一幕目の『双蝶々曲輪日記』、濡れ髪長五郎の芝翫さんは張りがあって、放駒長吉の愛之助さんは飄々とした演技で楽しませてくれました。
少し残念だったのは、正月なのに獅子舞とか鏡開きとか館内での催しがなかったこと。
国立劇場ではあるようですが、歌舞伎座は毎年何もないのかな?
何はともあれ、大向こうのかけ声も賑々しく、初日を見られたことは大変良い思い出になりました!

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↑写楽の浮世絵のような大首絵風のポスター
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↑綺羅刷りのようなポスター
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↑反射してますが勧進帳の羽子板です

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↑御朱印がいただけました!


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↑正面玄関の飾り付け
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↑三井不動産から祝幕が贈られた箱。下はその祝幕
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