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相撲写真館・大相撲初場所13日目・えどがわ大相撲展 [★相撲観戦]

■相撲写真資料館

HP・・・http://www.gotokyo.org/jp/kanko/sumida/spot/40450.html

場所期間中と週に一回しか開いていない私設の小さな写真館です。
まさに写真屋さんが運営していて、先々代が撮った写真がたくさん。
戦後GHQが占領しメモリアルホールと名前を変えたときや、蔵前時代の国技館。常陸山がアメリカのルーズベルト大統領に謁見したときの、シルクハットに燕尾服の姿など貴重な写真がありました。

■大相撲初場所13日目

二横綱が不在で締まりのない場所になるかと思いきや、栃ノ心が頑張って盛り上がった場所でした。
結果、鶴竜がなんと御嶽海に負け三敗、栃ノ心が逸ノ城に勝ち一敗のまま優勝が濃厚に。
大関二人も優勝争いに加わってくれれば良かったのですけど。 平幕優勝がでると、更に稀勢の里が霞むなぁ。

そんな栃ノ心、後のバックヤードでの優勝インタヴューで、自国のことを「グルジア」と発音していて、やはりそちらの方が馴染みがあるんだなあと発見しました。アナウンサーが「ジョージア」と発音しているのを聞いて、自分で気がついたのか、それからは「自分の国の人も」って言い直してました笑

さてこの日はお茶屋さんから買った枡席。 来る前に相撲写真館にも行ったので、地下食堂やら入り待ちやら、いつもは動き回ってますが、この日はのんびりと。
早速お弁当と煎れたてのお茶を飲みます。 ただ、錦絵新作で阿炎、貴景勝、北勝富士が出揃っていたので購入。せっかくなので割の後ろの方の貴景勝と北勝富士は諦め、阿炎だけサインを書いてもらうことに。
丁度勝負審判の交代に席を立つと、取り囲まれた阿炎の姿が。力士は取りくみ終わり15分~20分ほどで出てきます。
二年前、幕下だったときにサインをお願いすると「もう一度関取になるまでは書かないと、決めているんです」と言われた事を思い出しました。
その時は十両から幕下に落ちたときで、一度でも関取経験者ならサインは書けるんですけど、彼なりの矜持があったんでしょうね。

地下食堂ではテレビで活躍中の琴剣さんが【相撲めし】の出版記念でサイン会を行ってました(買いました)。

相撲博物館では【明治時代の大相撲】展が開催。 相撲写真館と連動してるのか、同じように常陸山のシルクハット姿、横綱大砲(おおづつ)の写真など飾られており、中でも新しい発見として、「初めて番付に載った横綱」が掲載された番付が飾られてました。
初の横綱は江戸時代の明石志賀之助でしたが、番付に載ったのは西ノ海。
横綱は土俵入りできる綱を締める権利を持つ力士の称号であり、それまで番付上はあくまで「大関」でした。 西ノ海は1890年(明治23年)に吉田司家から横綱免許をうけました。
しかし新横綱の場所となった1890年5月場所は前場所成績では張出大関並みだったため、他の者が正大関として、自分は張り出し大関として載ることに。
西ノ海が「後から大関なった者が横綱である自分より高位」であることに不満を表明したため、吉田司家は番付に相撲史上初めて「横綱」と明記することにしたとのこと。
これ以降、「横綱」は名誉ではなく地位として見なされるようになったんですね。

帰り、当初は優勝候補にあがっていた御嶽海、優勝争いからは脱落するも金星をあ、げ取材陣に取り囲まれてホクホク顔で帰って行きました。

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■篠崎文化プラザ「えどがわ大相撲展」

HP・・・https://www.city.edogawa.tokyo.jp/kuseijoho/kohokocho/press/h29/09/0912.html

大相撲展 小岩の英雄、栃錦の昔なつかし表紙を飾った雑誌、江戸川区の武蔵側川部屋と田子ノ浦部屋を特集。
武蔵川部屋は最寄りは新小岩駅ですけれど、場所は江戸川区になるんですねー。

田子ノ浦部屋の写真は懐かしいものがいっぱい。丁度去年、初場所で稀勢の里が優勝したときのイベントの写真がたくさんあり、あれもこれも行ったなぁ…と感慨深く。

武蔵川部屋の風武をちょっと注目してて、彼があがってきてらいいなぁと。 武蔵川親方と誰かの座談会が流れてたのですけど、日本人じゃないから敬語を使えずタメ口なんですよね(笑)それがキャラにぴったり合ってる。ハワイでも両親のしつけが厳しく、逆らったらとんでもない目に遭う、最近の(日本の)子は甘えん坊、と言ってました。

江戸川区ではないですが、伊勢の海部屋がちびっ子相撲のイベントでこちらにきたらしく、錦木の明け荷や化粧回しなどが飾られていました。 力士の大きさの浴衣や、稽古用廻しの原寸大があり、なかなか楽しかった。浴衣は大人二人分ですね~。廻しはウエストに巻いていったら、やはり二人分くらいに膨らみそうでした(笑)

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筑波めぐり~つくばワンワンランド [茨城県]

●HP・・・https://wanwan-land.co.jp/
犬好きにはたまらない施設です。
早めに来てよかった~もう一度行きたい!
1500円の入場料、犬好きだったら全く高いとは感じません!
戌年で正月だからか賑わっていました。しかし普段は閑散としているらしく、来場2回目は半額、15時以降は半額、冬は寒い日割り引きで半額と、割引のオンパレード。客引きは苦労している様子。
私設動物園で、犬だけでも300頭以上抱えるのなら餌代など大変でしょう。維持費は相当かかるはず。
ほっておいても人が来る都心の上野動物園などと比べてはいけないですよね。
さて沼田バス停から長閑な道を歩くこと10分、慌ただしく入場し脇目もふらず大型犬ふれあいコーナーへ!
ボルゾイ、アイリッシュウルフハウンド、グレート・デーン、バーニーズマウンテンドッグなどなど触ったことのないワンちゃんがたくさんおりました。
大型犬たちは、いちいち相手することに疲れているのか、ちらっとこちらの顔を見ると、ふいっと自分の世界に入ってしまいます。後は撫でられるがままされるがまま、その姿まさに人形のごとし。
触られることに慣れすぎ(笑)興奮して飛び付くことはないので、その点は安心です。
犬種によっては「ねぇーたまにはこっち見てよ~」と言いたくなることもありますが、牧畜犬チームは割と愛想がいいです。反対にボルゾイはず~っと円を描くように歩き回っていました。流し素麺のように、近づいてきたらサッと触れるという方法でタッチ。あまり人に近寄られるのが好きではないようです。
その後はモックンにのぼって筑波山をバッグにパシャリ。
こういうシンボルはあった方がランドの特徴が出ていいですね。
生まれたての仔犬コーナーはガラス越し。ラブラドールやゴールデンリトリーバーは好奇心旺盛で、ガラス越しに人間をじっと見てました。
そしてレンタルドッグ20分1000円。人間の子供がいるグループは小型犬をレンタルできないらしい。
おそらく、体が弱いから力の加減ができないことで、かえって犬を怪我させてしまうことがあるからかなと。
また、小型犬の方がいきなり飛びつかれるとびっくりして噛んでしまうこともありますからね。

待機列の近くには小型犬のいるケージがあり、やんちゃな4匹ほどが暇つぶしの相手になってくれました。
柴犬が目当てだったのですか不在でしたので、大好きな映画の登場人物にちなみラブラドールのレイちゃんを借りました。
レイちゃん、フェンスのきわが大好きなようで、真っ先にはじっこへ。
なんとか手懐けると、体を寄せてきたりペロッとなめてきたり。
落ち着いたあとは芝生を走ったりして遊びました。
夢のような時間…別れるのが惜しい。
あまりにレイちゃんの余韻に浸っていた成果、なんと小型犬触れ合いコーナーの存在を忘れて、再び大型犬コーナーにいくという大失態。もうこの時点で閉園時間に迫り、小型犬と猫ハウスに行くことが出来ませんでした…。
つくばシャトルがあと一時間早かったら…。ワンワンランドの閉園があと一時間遅かったら…。
コミュニティバスの「つくバス」の筑波山口バス停は、名前こそ筑波山口ですが、なんと筑波山神社まで三・四キロも離れているので、筑波山へいく場合シャトルしか使えない。
でも筑波山へいくと、他の施設に回れないというジレンマ。
シャトル始発はあと一時間早くしてほしいな…。

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↑ウエルカム・ドッグ
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↑マウンテン・バーニーズ・ドッグ

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↑子犬コーナーはガラス越しに

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↑こういうモニュメントあると印象深くなりますよね

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↑ベンチに腰掛けるボルゾイ
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↑レンタルできなかった柴犬
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↑スタッフの言うことはちゃんと聞きます
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↑帰りはサザコーヒーへ
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↑サザコーヒーには徳川将軍珈琲があるんですよね

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壽 初春大歌舞伎@歌舞伎座初日 [★伝統芸能]

●HP・・・http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/541

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念願のお正月の初日!
気分を盛り上げて、着物で参りました。
話す知人は皆「海老蔵?」と。違います!高麗屋三代襲名です!
銀座三越は正月休みだったので、松屋銀座のデパ地下にてお弁当を購入。
色々売り切れていたり、お正月だから限定的な発売だったりして欲しい弁当は手に入らなかったけれど、時間も時間だったせいか30%割引などで買えました。しかし、凄い混みようでした。
ちなみに東銀座界隈の店はほぼ閉まっておりましたが、ざっと確認できる限り【文明堂カフェ】【茜屋珈琲店】と【パリのワイン食堂】さんは営業していました。

また、一階の【歌舞伎稲荷神社】のご朱印を、歌舞伎座タワー5階「お土産処 楽座」で頂きました!
ただ、予め刷られた紙に赤い印が押されていたのですが、朱肉ではなくインクのスタンプ台を使ったようで、全く乾かず・・・嬉しいものの、ちょっと困りました。
口上は二幕目。演目の一つに組み込まれてるんですよね。歌舞伎鑑賞まもない頃は驚きましたけれど。
舞台は客席から向かって左が下手、右が上手になります。
吉右衛門は右端でした。口上はあまり得意ではないとみて、有り体に言えば凡庸でした(笑)。
それよりも左團次さんが!白鴎の若かりし頃を褒める際に「私なんてキャバレー!」なんて言うもんだから会場が爆笑の渦で、台詞の後が全く聞こえなくなってしまって。
そんな後の吉右衛門さんだから、まあ凡庸に聞こえるのも無理はない。
そして三幕目、まってました勧進帳!
金太郎改め染五郎、13歳なので声がまだ高いですが、その清々しいほどの美丈夫ぶり。
史実上の義経は、確か都落ちをしたのが29歳だから、勧進帳の義経はあんなに若いはずはないのでよね(笑)。
それはさておき、染五郎は薄幸の美少年という趣で、それがまた悲哀を誘いました。
初弁慶を演じる染五郎改め幸四郎も、迫力に足るのかなと思っていましたが、彼は彼で若々しく血気盛んな弁慶で好感が持てました。
受けて立つ富樫に吉右衛門、涙が出るほどかっこいい!
化粧も若々しい白塗りなので、先月よりも生き生きと見えました(失礼)。
勧進帳はほぼ富樫と弁慶の二人芝居に近い。その間、ずっとしゃがんでいる義経。
三つ指ついてずっと腰を折る口上も大変だろうに。その後でこの体勢、すごい集中力と体力を要しますね。
愛之助は化粧してもすぐわかる面立ちをしていますね。四天王に花を添えていました。
浅学なのですが、義経の従者である四天王を束ねるのが弁慶ということは、『勧進帳』では弁慶を明王と見立てているということなのでしょうか?
私、『山伏問答』で興奮するあまり、富樫が酒を振る舞い弁慶が酔っ払う『延年の舞』でいつも緊張の糸が切れてしまって。この後に六法飛びがあるので大事なんですけど、個人的には蛇足(笑)。
四幕目の『相生獅子』と『三人形』も華やかでした。
孝太郎さんが扇子をちょっと落としてしまいましたがご愛敬。
すっかり左團次さんの衝撃で印象がふっ飛んでしまった一幕目の『双蝶々曲輪日記』、濡れ髪長五郎の芝翫さんは張りがあって、放駒長吉の愛之助さんは飄々とした演技で楽しませてくれました。
少し残念だったのは、正月なのに獅子舞とか鏡開きとか館内での催しがなかったこと。
国立劇場ではあるようですが、歌舞伎座は毎年何もないのかな?
何はともあれ、大向こうのかけ声も賑々しく、初日を見られたことは大変良い思い出になりました!

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↑写楽の浮世絵のような大首絵風のポスター
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↑綺羅刷りのようなポスター
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↑反射してますが勧進帳の羽子板です

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↑御朱印がいただけました!


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↑正面玄関の飾り付け
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↑三井不動産から祝幕が贈られた箱。下はその祝幕
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