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ハロウィン装飾の横浜西洋館めぐり②118番館~イギリス館 [◇江戸寺社・史跡めぐり]

■山手234番館

えのき邸の隣にあります。昭和2(1927)年頃に外国人向けの共同住宅として、現在の場所に建設。関東大震災後にたくさんの洋館が倒壊し、外国人離れが進んだ中、もう一度戻ってきてもらおうと建設されたそうです。 設計者は「えの木てい」と同じ、朝香吉蔵。といっても知らないのですが(汗)。

建設当時は、4つの同一の間取りがポーチを挟んで対称的に向かい合っていたそうな。 外国人にとってみたら、ちょっと狭いのではないかな? 一階はハロウィンの飾り付けがされていて、二階は愛好家たちの共同写真展が催されていました。ギャラリーとして使用される部屋は 、ちょっと殺風景。こういうところにカウチやテーブルを置いたら、居心地もいいのではないかな。

ハロウィーンの飾り付けは一回の居間のみ。家庭的で色味で、枝のアーチなどもあり、子供連れのホームパーティという雰囲気。

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山手111番館

イベントニンフ達の不思議な世界~ La Maison111 with T

スパニッシュスタイルの洋館。大正15(1926)年にアメリカ人ラフィン氏の住宅として建設されました。設計者はベーリック・ホールと同じJ.H.モーガン氏。 玄関前の3連アーチが同じ意匠ですが、山手111番館は天井がなく藤棚のように日陰棚になっています。西洋だとパーゴラと呼ぶそうですね。

二階までの吹き抜けが開放的ですが、ダイニングへ入る扉や、ダイニングルームから見えないように設計されたカウンターキッチン( あくまで食膳を置くための)、ドアからドアへ談話室までに向かう動線がよくできている印象。 ローズガーデンから入る地階部分は、喫茶室として利用されていますが、確認する前に閉店していました。 ニンフたちが慌てて人間界にやってきたような、まわり続ける電球や暖炉から延びる異世界の入口といったデコレーションが面白かったです。

また、色鉛筆による動物を丁寧に描く絵本作家さんが一室をギャラリーとして使用しており、栞を無料でいただけました。いい思い出です。

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■横浜市イギリス館

●イベント ハロウィン装飾 ミステリアスメゾン 田口セツコ アトリエアンダンテ主宰

假屋崎省吾のような巨大なオブジェが目を引きました。建物のスケールにぴったりのデコレーションだったと思います。ここは文化発信としてさまざまに催しをしているので、一階は役所のような雰囲気。譜面台があったのでコンサート利用が多いようで すね。二階も会議場などに使用され、質のいい公民館という雰囲気です。 昭和12(1937)年、英国総領事公邸として現在地に建てられました。鉄筋コンクリート2階建てで、東アジアにある領事公邸の中でも、上位に格付けられていたそうです。


2階には寝室や化粧室が配置。天井が高いせいか、実際に居住したら落ち着かなそう。 広い窓から見える庭や港が、きっと来訪者の目を楽しませたのでしょう。玄関脇にはめ込まれた王冠入りの銘版や正面脇の銅板が、旧英国総領事公邸であった証だそうです。2018-10-31T03:42:33.jpg2018-10-31T03:43:00.jpg2018-10-31T03:43:00.jpg2018-10-31T03:43:00.jpg2018-10-31T03:43:00.jpg2018-10-31T03:43:00.jpg

うちきパン

1888年創業の老舗パンやさん。 閉店19時のはずなのに、17時の時点でフランスパンしか残っていなかった…!! 帰ってから頂いたパンは、薄切りにしてトーストにしたものと、そのままとで味わいました。最初は塩っ気が勝りますが、噛めば噛むほど甘味がでます。

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■霧笛楼のカフェ「ネクスト・ドア」

こちらもケーキの半分がなくなっている状態で(笑)人気店ですね! フランス料理本店の隣、テイクアウト専門のお菓子屋の奥にカフェ。店頭の在庫とカフェの在庫は分けています。 モンブランとフランボワーズ。丁寧にドリップされた珈琲、香ばしい。 何より接客と店内の雰囲気がいいですね。くつろげます。2018-10-31T03:43:00.jpg2018-10-31T03:43:00.jpg2018-10-31T03:43:00.jpg

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ハロウィン装飾の横浜西洋館めぐり①ブラフ18番館~ベーリック・ホール [◇江戸寺社・史跡めぐり]

■ブラフ18番館

●イベント内容 「丘の上のハロウィンティーパーティ」〜マムとりんごのにおいと風の丘〜 Design Team Liviu 石畑真有美・葛西知子

ずっと行きたかった洋館めぐり。 石川町で降りて、まずはブラフ18番館へ。 秋バラの季節なので今週を選んだのですが、丁度ハロウィンでしたね。洋館ごとに飾り付けがされていて、まるで晩餐会が催されるような雰囲気でした。スタッフも仮装し、まるで飾り付けの一部のよう。 元町に住んでいるらしき子供たちが親と一緒に仮装でスタンプラリーをしてました。大人のみなさんは可愛いチュールのついた小さな飾り帽子や黒いレースのワンピに仮面舞踏会のマスクなど、割と上品なもので、街にぴったりでした。

実は明治期ではなく、関東大震災後に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅だったそうです。しかし大震災により大部分が消失し、ほぼ復元されたもののよう。

ちょっと意外なのは木造だということ。外壁にモルタルを塗りつけているそうです。大げさすぎないベイウィンドウが瀟洒で可愛らしい。洋館によく見られる張り出し窓には大きく2種類あって、台形の窓を「ベイウィンドウ」、弓形の窓を「ボウウィンドウ」と呼ぶそうです。 白い壁と緑色の縁取りがどこかイギリスの田舎風。カントリー風とも言えるかもしれない。ブラフマン邸に限らず、消失した家具は聞 き取り調査などで復元。当時元町で製作されていた横浜家具を修復して展示しているとのこと。 全部回った上で、結局このブラフ18番館が自分好みでした。2018-10-30T00:39:27.jpg2018-10-30T00:39:27.jpg

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■外交官の家

●イベント Happy Halloween 為谷一重

1910年に明治政府の外交官・内田定槌氏の邸宅として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により渋谷区に建てられた物を移築。 家族が使用していた和館はほぼ消失し、玄関に面影を残していました。洋館は外交官としての公務の場で、和館は家族とくつろげる場所と分けていたのでしょう。 玄関には内田家の家紋があしらわれているステンドグラス。暗めの色の木材が、高級感と少し威圧感を与えるので、外交官の家 という言葉から連想するイメージにぴったり。

「アメリカン・ヴィクトリアンの影響」という説明がありましたが、調べてみると、ヨーロッパでリバイバルしたマンサールというスタイルを模倣したア メリカの建築様式のようですね。五月雨式に不明な専門用語が出てきましたが、「マンサール」というのはフランスの建築家「フランソワ・マンサール」のことで、 マンサール屋根という様式を産みだした人です。百聞は一見にしかずで、その様式はこちら。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B5%E3 %83%BC%E3%83%89%E5%B1%8B%E6%A0%B9

なるほどー、欧米の片田舎でよく見ますね! イギリスで起きたアーツ・アンド・クラフツ運動のなかに「ゴシック」様式がリバイバルしたがこともあり、サンルームに中世の城壁 を彷彿とさせる尖塔などを模しながら、屋根はスレート葺き・壁は下見板張りの外壁という、どこか牧歌的な雰囲気も併せ持ちます。2018-10-31T15:56:57.jpgP_20181028_124446-1024x768.jpgP_20181028_124629-768x1024.jpgFotor_154081230367292-1024x768.jpg

↑ステンドグラスに内田家の家紋

■べーリック・ホール

イベント ハロウィンに蘇るベーリック・ホールの怪人~愛は永遠に~ 横浜プレミアムライフコーディネーター協会 The Table Alice

外観から受ける開放的な印象とは裏腹に、中は白と黒のタイル張りの床で上品さと落ち着きを醸し出している。飾り付けは「 オペラ座の怪人」風なのか銀と黒のミステリアスで硬質な雰囲気。明るい太陽が降り注ぐ温暖な国を想起させるベーリック・ホールのスパニッシュ様式とは相反するような。現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物で、イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として1930年に建築。はめ格子の飾り窓や客室ごとに意匠の違うバスルームが素敵。残された洋館では唯一の子供部屋の壁はフレスコ技法で復元されているそうです。2018-10-31T03:42:33.jpg2018-10-31T03:25:27.jpg

ゴシックな雰囲気

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↑子供部屋

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↑このサイズが本当のウオークインクローゼットだよね…

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窓が可愛い

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パーティーに出かけた後の慌ただしさのような

■エリスマン邸

イベント ハロウィン装飾 魔女のおもてなしParty 保科幸子 with サロン・ド・ボヌール研究科

生プリンで有名な「しょうゆきゃふえ」に入りました! 落ち着いたサンルームでの優雅なひと時。キッシュと合わせて頼むとドリンク付きで+900円。でもプリンの種類は選べません。ニワトリの黄身分け器からちゅるん、と黄身が生まれた瞬間がたまらない! 何度も繰り返したくなります。プリンは、カラメルも卵もかけないで食べると質のいい牛乳プリン。生卵を混ぜると卵黄独特のもったりさにより滑らかな茶わん蒸しに。カラメルを投入すると完全なプリンになりました。非常に食べ応えがあっておなかに溜まります。

装飾はいかにもハロウィン、といった子供が喜びそうなお菓子を粘土などで再現。魔女が何かを作っている釜やトロールがいる木のオブジェが楽しませてくれました。 室内は直線的で広いサンルームが特徴的でした。2018-10-31T03:25:27.jpg2018-10-31T03:25:27.jpg2018-10-31T03:25:27.jpg

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築地グルメ・羽根突き鯛焼きと鯖バーガー [その日その日]

■築地魚政
Tsukiji Fish Burger MASA http://www.tsukiji.or.jp/search/shoplist/cat-d/cat-15/2039.html

築地移転前にランチで立ち寄りました。
市場で働いている人たちが軒先で食べながら、移転先の豊洲について問題点を話していて、そちらの方が興味深かった。渋滞が起きる、敷地は広いのに魚を広げられるスペースが少ない、トラックがUターンできないなど、色々問題ありそうです。

注文してから魚を捌いて揚げてくれるので、時間は多少かかりますが、魚の旨味がギュッと閉じ込められて衣はサクサクだし、もう他のフィッシュバーガーは食べられません。 実は次の週もこの店に来たのですが、竜田揚げバーガーと鱈バーガーを食べました。魚の独特の苦味やにがりのような渋みも旨味に昇華されて、ふわっと肉汁が口に広がります。
それよりも驚いたのはポテト!複数のパウダーを選べるのですが、鰹節のエキスを選びました。
振りかけると、ただの塩よりもポテトの味が際立ちます!お酒のつまみにも最高。
ハンバーガー、ポテト共に量が多いので、有名チェーン店でしょぼい量に700円近く払うより、しっかり食事した!という満足感を得られます。カウンターと簡易椅子しかないのですが、食べ歩きするには勿体ない。
じっくり味わってほしい逸品です。

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■たいやき神田達磨
https://taiyaki.root-s.com

羽根つき鯛焼きは珍しい。羽の部分はモチモチして甘味があります。
必然的に本体の生地もモチモチしているわけですが、アンコよりも生地の弾力とほんのりした甘味が印象に残りました。


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