山そばと小田原うさぎ [箱根]
はつ花と並ぶ箱根の有名蕎麦屋、『山そば』の自然薯そばは最高
自然薯は凄くもったりしていて、箸で持ち上げられるほど!
体にいいものを食べたなぁーというほっこり感がありました
隠れ人気メニューの天丼も食べてみたかったけど、どうしてもそばを食べたかった相方は迷いに迷って天そばをw
衣がサクッ、えびはプリプリしていて、人気が出るのも納得のお味。
つゆも飲み干せてしまえるほど、美味しかったです
↑天そば!ツユも美味しい
↑自然薯がそばに絡んで美味しい~~
■うさぎや・菜の花
帰ってからはバラで買った菜の花の『小田原うさぎ』(どら焼き)と『ご黒うさん』、『月のうさぎ』を。ご黒うさんは、ごまあんに黒糖生地で出来たおまんじゅうで、ゴマ好きにはたまらん香り。月のうさぎは中にゴロンと大きな栗が入っているおまんじゅう。お土産にはもってこいの一品です。
↑どれもこれも可愛くて美味しいです
箱根旧街道石畳~甘酒茶屋 [箱根]
実はこの旅行の一番のメインスポットとして、絶対に行きたかった石畳。
江戸に行くとき多くの人が通った、五街道の一つ東海道の面影が、ここに眠っています。
欲を言えば一日をかけて、湯本から旧東海道を歩きとおしたかった。
今回は甘酒茶屋まで約2kmの散歩。1時間ほどで踏破できます。(わかりづらいのですが、元箱根からいくとGSジョモの裏側に歩道橋があり、そこから行きました)
大河ドラマ『篤姫』でも有名になった天皇の妹和宮様が将軍に嫁ぐ際には、徳川家が石を敷き直させたと看板に書いてありました。
石畳はところどころ黒光りしているものがあって、それは古いものかもしれない。踏みしめられて角がどんどんとれたのだろう、滑らかで滑りやすい。
石畳というとそれほど険しくないイメージがあるが、やはり急勾配がけっこうあるので、スニーカー程度の靴でいくのが望ましいと思います。
正月過ぎの平日だからか、通りすがったのはただの一人だけ
後は森と鳥と、風になびく木々の音だけ。
『箱根ナビ』でパワーチャージスポットに入っていましたが、久々に「人間のいない空間」を味わえて、気持ちよかったです。
でもさすがに、甘酒茶屋近くまで来たときはなにやらガサガサと獣の音が聞こえてきて、近くにイノシシに注意、という看板があったのでややヒヤリとした・・・
残念ながら『甘酒茶屋』は建て替え修理中で、プレハブでの営業でした
そこには入らず、最終バスが4:15だったので、15分程度お隣の『箱根旧街道資料館』を見学。茅葺屋根の古民家です。中はヒンヤリとして、木造のいい香りがしました。昔の旅装の理由や、持ち物の説明、換金商の説明など、小学生にもわかりやすいように質問形式で展示されてました。
↑GSのぐるり裏側に旧街道入り口があります
↑箱根の美しさを世界に伝えたケンベル、別荘を建てたバーニー
↑けっこうな坂道です
↑旅人が一息ついたという権現坂です
↑お玉が池近くから平坦になります
↑茅葺がかわいい資料館です
箱根神社 [箱根]
箱根神社は凛とした雰囲気が漂ってました。
なのに…
私、申し訳ないけど出店が境内に建ってるのすっごい嫌いなんですよね。
キリストが神殿の中で商売している人の商品を蹴ちらかして怒った気持ちに同感。無神論者だけど、そこは人間として人の「いい気持ち」が集まるところは綺麗にしておきたいと思うんですよね。出すならせめて、景観にマッチする暖簾を作るとかしてほしい。
歴史のある『矢立の杉』の前に、ゴミ袋を置くのはほんと萎えました。
『矢立の杉』はあの坂上田村麻呂が征夷大将軍として東北に向かう際、武運を祈願するため矢を献上したといわれるもの。矢を杉に向かって放ったのかそこまでは書いてませんでしたが、きっと遠くから放って当たれば吉、みたいなことをしたのではないかと勝手に妄想しました
『曽我神社』は、あだ討ちで有名な曽我五郎と兄・十郎の霊を弔う神社。怨霊信仰の日本人の性質がよく出てますね。
死して神として皆が信仰すれば、怨霊にならずに祟られまい、という。
先祖を供養するという例の一般的なもので、一神教よりはまったく理に叶っていると私は思います。
『宝物殿』の企画展示室では、『日本三大仇討ち』がやってました。
曽我兄弟・赤穂浪士・荒木又右衛門 が展示されてました。
20畳程度の1室にまとめられていたけど、なかなか見ごたえがあった。私は赤穂浪士以外はあまり知らないけど、確か曽我兄弟は大河ドラマ義経に若干出てきたような、出てこないような…。
興味深いのは大石内蔵助の出納帳があったこと。直筆だぁと思うとやにわに興奮他にも、頼朝と義経が献上した刀身があって、その美しさにみとれました。
常設展も北条早雲寄進状・豊臣秀吉掟書・徳川家康寄進状など、そうそうたる歴史の有名人の縁があって、戦国時代ファンならずともビックリすること間違いないと思います。豊臣秀吉の掟書きは、北条を責め滅ぼした後平定するためにやってきたということなので、もしかしたら手書きかもしれません。
いやぁ、意外な収穫がありました。
↑湖水に眠っていた霊木「けけら木」
↑湖水に入っている平和の鳥居