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高知から来たぜよ!坂本龍馬展 [★和の催し]

●HP・・・http://www.hotelgajoen-tokyo.com/event/ryoma

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↑高知県の資料館に飾られているという龍馬像

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↑日本を今一度洗濯いたしたく・・・!

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↑薩長同盟の裏書

目黒雅叙園で行われてる「坂本龍馬展」に行ってきました。
主に手紙の展示で彼の業績を振り返るという趣向。
展示品の七割は複製でしたが、真物の展示品に価値あるものが多く、大変満足できました。
「日本を今一度洗濯いたしたく…」や、おりょうのことを姉に紹介する手紙「まことにおもしろき女」のくだりや、俗に新婚旅行と言われている「高千穂の天の逆鉾」の写生や記述を見ることができて満足です。

後援はSoftbankグループ、 孫さんは龍馬に心酔してるんですね。
Softbankのロゴは海援隊旗の色ちがいデザインと知ってびっくり!
あと、北海道銘菓の六花亭の包装紙は、坂本龍馬の末裔(甥の孫)、坂本直行氏がデザインしたそう!
北海道の自然を描き続けた画家だそうです。
龍馬は北海道開拓の夢をもっていたので、坂本家五代当主はその意志を受け継ぎ、明治になり北海道へ移住したそうです。それって、榎本武明や土方歳三など、五稜郭で散った者たちとはまた違う思いでしょうけれど。
幕末のことはあらかたのことは知ってると思っていたけれど、まだまだ知らないことがたくさんありますね。

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↑坂本直行氏の絵

近江屋で暗殺された場面を再現した影絵と解説が秀逸で、臨場感たっぷり。
周りには近江屋に置かれていた屏風や掛け軸(複製)があり、龍馬と中岡慎太郎の血飛沫が確認できました。

ちなみに龍馬は、ある手紙のなかで中岡慎太郎のことを小者と評していて、それも意外。
確かに西郷や勝海舟、小松帯刀などと接していれば、致し方ない気もします。

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↑おりょうも習っていたという月琴

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↑油断させておいて・・・
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↑びしゃぁ!
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↑下のほうに血しぶき

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↑孫氏が大きな決断をするときに語りかけているという龍馬の等身大パネル

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↑帰りは「とんき」で食事。相変わらず凄い混みよう。お会計時に駄菓子をくれました
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上野めぐり~横山大観記念館・黒船亭・時撞堂 [◇江戸寺社・史跡めぐり]



横山大観記念館は、彼が没するまで住んでいたアトリエ兼住居。
広すぎず狭すぎず、質実剛健な簡素な趣のなかにこだわりの設え。
欄間の飾りや梁、それらは選び抜かれた材木で拵えてあります。

ボランティアで解説の方がいらっしゃったので、聞き覚えを記します。
晩年の画室(第二客室)には、院展に出展した最後の絵画、風蕭蕭兮易水寒が飾られていました。
伝統的な日本画から離れて行く院展と、訣別するかのような意味が込められているそうです。

司馬遷の『史記』の漢詩をモチーフに、戦地へ赴く男が旅立った後の茫洋たる海を、犬が一匹佇んで眺めているという図。遠景は霧で霞み、非常に寂しさを醸し出す絵でした。
私は大観に関して其ほど詳しくはないのですが、朦朧体と呼ばれる由縁が至極よくわかる作品だと思いました。
犬は本物に似つかわしくなく、置物ののようで、所有している何か(硯?香炉?)の犬をモチーフにしているということでした。

90歳で没した後、こちらの客室で脳を解剖したそうです。その脳は、60歳くらいの若さだったそう。
視力が何万人に一人の割合の良さで、記憶力も人一倍良かったそうです。
天才の天才たる素質がすでに備わっていたと思わざるを得ません。

二階の仕事場からは、不忍池が借景となりとてもよい眺めが見れました。三枚障子になっており、その理由は、二枚よりも三枚の方が開けられる面積が広くなるからだそうです。

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■黒船亭


相変わらずの美味しさで人気を維持する黒船亭。
久々に入りましたが、ハンバーグは二種類のソースをつけていただき、とっても美味でした。
デミグラスソースもいいですが、大根おろしの和風ソースが気に入りました。あふれ出る肉汁がもったいなくって・・・(笑)友人のロールキャベツはボリュームもたっぷりでしたので、単品でも満足できたとのこと。
次回はそっちだな!

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東叡山寛永寺弁天堂と清水観音堂


すっかり紫陽花の季節です。今年は紫陽花の病気「葉化病」が流行っているのですが、上野の紫陽花は無事なようです。
横山大観記念館を出て、のんびりと散策中、ふと御朱印をいただいていないことを思いだし、タイトルの2つのお堂へと足を向けました。友人は、五条天神社の狐の祠などの存在を知らなかったようで、案内するとすごく喜んでくれました。

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↑月見の松

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■時鐘堂

松尾芭蕉も「花の雲 鐘は上野か浅草か」と詠んだ時の鐘。1666年からずっと変わらず、朝夕6時に鐘が鳴ります。実は今でも鐘撞番の方がいらっしゃり、人力で撞いているとのこと。
こちらには一般人は上れませんが、江戸時代と変わらない鐘の音、今度上野に行ったときは目をつむり耳を澄ませ、遠い昔に思いを馳せてはいかがでしょうか。

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