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諏訪大社めぐり/上社本宮・上社前宮 [長野県]

茅野駅から徒歩30分。
茅野駅からはバスが出ていない。
おそらく茅野駅は茅野市だが、諏訪大社は諏訪市に住所があるからだろう。
しかし前宮は茅野市。だったら巡回バスがでてもよかろうものなのにな、とも思う。


私たちはふだん山歩きをしているから、歩くのはなんともない。また、歩くことでその町が見えてくることもあり、文化を感じられて好きだ。
今回は大晦日だったので、各々の家庭のしめ飾りを拝見するのも楽しく、道路前の雪解けで足を滑らせて寒い地方の苦労などに思いを寄せたりしている間に、あっという間についてしまった。

念願の諏訪大社は一部残念ながら工事中でしたが、質実剛健な雰囲気と巨木の数々に歴史の重みを感じた。
不思議なもので、この社殿は正面の門に対して正座しておらず、左を折れたところに鎮座している。
守屋山がご神体なので、その方面を向いているのだろうか。

しかし実は守屋山=ご神体とは、正式には語られていないそうです。
守屋山にはユダヤ伝説がある。
上社でも最大の神事である「御頭祭(おんとうさい)」など、ここは不思議な伝承に彩られている。
現在は剥製が使われているが、かつては「鹿の頭を75頭分」、「白い兎を松の棒で串刺しにしたもの」や、「鹿の脳和え・生鹿・生兎・切兎・兎煎る・鹿の五臓など」を盛ったものがお供えされたという。
さらには御贄柱に8歳ほどの「御神(おんこう)」という子供を縛りつけ、神官が小刀で刺そうとした瞬間に止めて子供は解放される、という流れの神事も行われていたとか。この様子は江戸時代の研究家・菅江真澄が記していますが、不思議なことに、発祥や由来がはっきりとわからないそうだ。

諏訪大社と守屋山のユダヤ人伝説やユダヤ教の儀式と類似点を列挙すると…
・「モリヤ」はユダヤ人の国イスラエルの首都エルサレムにある山の名前と同音。
・「御神」の「神官が小刀で刺そうとした瞬間に止めて子供は解放される」というくだりが、旧約聖書の「イサクの生贄」にそっくり。
・御頭祭は別名「ミサクチの祭」と呼ばれているが「ミサクチ」はヘブライ語で「ミイツハク」に似ており「イサク由来の」という意味である。
諏訪大社の創建は『古事記』によると
“建御雷尊(たけみかづちのみこと)が大国主命に国譲りするように迫った際に、大国主命の次男の建御名方命が建御雷尊に戦いを挑んで阻止しようとした。しかし建御名方命は負けてしまい、諏訪の地まで逃れた”
ということで、この建御名方命の現代神として諏訪氏は君臨し、代々「大祝(おおほうり)」と呼ばれる神職を世襲で務めました。
一方、守矢氏はいつごろから諏訪にいたのかはっきりしないが、古くからこの土地に住んでいたことは間違いなく、地元の神話にも同音の洩矢神(もりやのかみ)が登場する。
すると、出雲から諏訪に来た諏訪氏と守矢氏が争いをして守矢が負け、国を譲る代わりに諏訪大社の祭祀を務めるようになったという仮説が成り立つ。
守屋山=ご神体というのも、もしかしたら元々土着だった守矢氏の信仰や伝説が元になっているのかもしれない。

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