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壽 初春大歌舞伎@歌舞伎座初日 [★伝統芸能]

●HP・・・http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/541

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念願のお正月の初日!
気分を盛り上げて、着物で参りました。
話す知人は皆「海老蔵?」と。違います!高麗屋三代襲名です!
銀座三越は正月休みだったので、松屋銀座のデパ地下にてお弁当を購入。
色々売り切れていたり、お正月だから限定的な発売だったりして欲しい弁当は手に入らなかったけれど、時間も時間だったせいか30%割引などで買えました。しかし、凄い混みようでした。
ちなみに東銀座界隈の店はほぼ閉まっておりましたが、ざっと確認できる限り【文明堂カフェ】【茜屋珈琲店】と【パリのワイン食堂】さんは営業していました。

また、一階の【歌舞伎稲荷神社】のご朱印を、歌舞伎座タワー5階「お土産処 楽座」で頂きました!
ただ、予め刷られた紙に赤い印が押されていたのですが、朱肉ではなくインクのスタンプ台を使ったようで、全く乾かず・・・嬉しいものの、ちょっと困りました。
口上は二幕目。演目の一つに組み込まれてるんですよね。歌舞伎鑑賞まもない頃は驚きましたけれど。
舞台は客席から向かって左が下手、右が上手になります。
吉右衛門は右端でした。口上はあまり得意ではないとみて、有り体に言えば凡庸でした(笑)。
それよりも左團次さんが!白鴎の若かりし頃を褒める際に「私なんてキャバレー!」なんて言うもんだから会場が爆笑の渦で、台詞の後が全く聞こえなくなってしまって。
そんな後の吉右衛門さんだから、まあ凡庸に聞こえるのも無理はない。
そして三幕目、まってました勧進帳!
金太郎改め染五郎、13歳なので声がまだ高いですが、その清々しいほどの美丈夫ぶり。
史実上の義経は、確か都落ちをしたのが29歳だから、勧進帳の義経はあんなに若いはずはないのでよね(笑)。
それはさておき、染五郎は薄幸の美少年という趣で、それがまた悲哀を誘いました。
初弁慶を演じる染五郎改め幸四郎も、迫力に足るのかなと思っていましたが、彼は彼で若々しく血気盛んな弁慶で好感が持てました。
受けて立つ富樫に吉右衛門、涙が出るほどかっこいい!
化粧も若々しい白塗りなので、先月よりも生き生きと見えました(失礼)。
勧進帳はほぼ富樫と弁慶の二人芝居に近い。その間、ずっとしゃがんでいる義経。
三つ指ついてずっと腰を折る口上も大変だろうに。その後でこの体勢、すごい集中力と体力を要しますね。
愛之助は化粧してもすぐわかる面立ちをしていますね。四天王に花を添えていました。
浅学なのですが、義経の従者である四天王を束ねるのが弁慶ということは、『勧進帳』では弁慶を明王と見立てているということなのでしょうか?
私、『山伏問答』で興奮するあまり、富樫が酒を振る舞い弁慶が酔っ払う『延年の舞』でいつも緊張の糸が切れてしまって。この後に六法飛びがあるので大事なんですけど、個人的には蛇足(笑)。
四幕目の『相生獅子』と『三人形』も華やかでした。
孝太郎さんが扇子をちょっと落としてしまいましたがご愛敬。
すっかり左團次さんの衝撃で印象がふっ飛んでしまった一幕目の『双蝶々曲輪日記』、濡れ髪長五郎の芝翫さんは張りがあって、放駒長吉の愛之助さんは飄々とした演技で楽しませてくれました。
少し残念だったのは、正月なのに獅子舞とか鏡開きとか館内での催しがなかったこと。
国立劇場ではあるようですが、歌舞伎座は毎年何もないのかな?
何はともあれ、大向こうのかけ声も賑々しく、初日を見られたことは大変良い思い出になりました!

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↑写楽の浮世絵のような大首絵風のポスター
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↑綺羅刷りのようなポスター
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↑反射してますが勧進帳の羽子板です

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↑御朱印がいただけました!


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↑正面玄関の飾り付け
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↑三井不動産から祝幕が贈られた箱。下はその祝幕
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