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平成29年度大相撲九月場所~14日目・千秋楽 [★相撲観戦]

14日目と千秋楽にも観戦してきました。
初日と合わせて3回も観る場所は初めてです。こんなに主役級の「顔」がいない場所になり、最初は少しがっかりしてしまいましたが、結果的に大混乱の大混戦で面白かったですね。

《14日目・相撲素人の同僚と4人で》

●時間割
11:00 館内案内と土産巡り、相撲博物館、 大関パネルで記念撮影、プリクラ
12:00 枡席で焼き鳥休憩
12:15 ライン特典のクリアファイルをもらいに並ぶ
12:45 ちゃんこを食べに地下食堂へ
13:15 力士入り待ち
14:10 ソフトクリームを食べに国技館カフェへ
14:20 十両土俵入りから観戦

●みどころ
今更いうまでもないですが、
・豪栄道が勝ち日馬富士が負ければ、豪栄道の優勝。
・豪栄道が負け、日馬富士が勝ち、五敗の力士が勝てば、五敗力士の自力優勝はないが千秋楽の勝ち星次第ではまだ優勝決定戦に持ち込める可能性はあった。

☆結果!
豪栄道も日馬富士も勝ち、この時点で各々三敗、 四敗となった。五敗の力士はこの時点で優勝争いから脱落。
とにかく一喜一憂の日でした。
なんと宝富士、大翔丸、阿武咲、遠藤、琴奨菊、 荒鷲の六人が五敗、特に荒鷲は豪栄道戦の一つ前の取り組みだったので、本人も喜びもつかの間、すぐにがっかりしたことでしょう。

前半戦を盛り上げた一人、阿武咲がずるずると黒星を重ねるなか、朝乃山に勝ったことで先輩力士としての意地を見せた気がします。遠藤は勝っても負けても人気なので、あまり☆に気が回らなかったのですが、気がつくと優勝可能性のある力士に浮上していていて、驚いた場所でもありました。早く三役に上がってきてもらいたいですね。
それにしても、かち上げて引き倒す、千代大龍の「明月院スペシャル」が後半は通用しなくなりましたね。

ま、豪栄道も負けて日馬富士も負けて…という結果になったとしても、それはそれで面白かったかもしれませんが、やっぱり大関と横綱の一騎打ちになって良かったと思います。豪栄道が何回も投げをくらいそうになったところは、テレビで聞く何倍もの大きさで悲鳴があがりました。貴ノ岩も腰が重たい力士になりましたね。

ほぼ横綱と大関くらいしか知らない三人に、もぎりの錣山親方を見せてあげたかったのですが遭遇できませんでした。有名な元関取では、元高見盛の振分親方が【公式グッズ】売り場で仕事していたくらいかな。

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↑一番左が振分親方

◆なぜか剣翔のファンに
相撲素人の三人に、力士が登場するたびに色々と知っている情報を伝えていたのですが、剣翔の取り組みの際、「彼はヘルニアなんだよ」と何の気なしに伝えたところ、三人の心を一気に掴んでしまったようです。
盛り上がって「応援する!」となりました。
当の本人は二日間勝たないと勝ち越せないので、土俵溜まりで自分の肉体を叩き、ものすごい気合いの入れよう。その音が鳴り響き、三人の興奮はますますヒートアップ。北播磨との取り組みは決死の攻防の末物言いになり、審判が協議中ずっと土俵に手をついて苦しそうでした。それを写真に納める三人。結局剣翔の勝ちとなり、一安心。

何がきっかけで力士を覚えるか、わからないものですね。


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↑春日野部屋のちゃんこ
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↑江戸ノレンの両国橋茶房でお茶漬けと甘味セットを


《千秋楽》

●時間割
10:30 駆け付けビール一杯、序二段~三段目観戦
11:30~12:15 肉処雷電、土産屋めぐり、プリクラなど
12:30 ~13:30 入待ち
13:30~ 十両土俵入りから観戦

初めて【肉処雷電】でお弁当を買いました。「肉尽くし弁当」は、思ったよりも美味しい!
飽きが来るかと思いきやそうでもなく、各々のお肉の味が際立っており、ローストビーフは噛めばかむほど肉汁があふれるようなちょうど良い柔らかさ、肉巻きはたれの味がしっかりとしみこみ、型崩れせず。
二日続けての観戦でしたので、体が肉を求めていました(笑)。こんな日にはちょうどよいと思います。

プリクラは昨日に引き続き撮影。横綱の一人が引退したら撮れなくなりますからね~。

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↑肉・肉・肉!
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↑悲しい蛍光掲示板
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↑次外されてしまう旭天鵬の優勝額

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↑最後のどすこいFMは「キーワードなし」でした


◆十両
優勝決定戦は誉富士/安美錦/琴勇輝/阿炎でしたね。
土俵下でくじ引きをしましたが、台本でもあるかのような「誉富士vs阿炎」「琴勇輝vs安美錦」
千秋楽では、呼吸が合わず仕切り直しになる取り組みが多かったけど、このときも琴勇輝と安美錦が合わなくて、不成立が二回。変化などで翻弄され負けた安美錦は「手をつかない相手が悪い」(後日談)と語っていましたが、今の力士も呼吸を合わせることより手をつけることに重きを置いてるのかな。

「昔は違ったけど今はそういうことでやりましょう」
という内部事情があるのかもしれないけれど、若貴時代や更にその昔はそうではなかったですよね?子供みたいに「よーいどん」じゃない駆け引きに、醍醐味を感じるんですけどねぇ。

それにしても阿炎は「何が何でも勝ってやる」という怖い物知らずの取り口でした。
本割りで琴勇輝と当たった阿炎は確か変化からの突き出し。琴勇輝は優勝決定戦で安美錦に変化。
この二人の心理戦は見応えがありました。最後の最後はしっかりと立ち会って、湧かせてくれました。


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↑優勝決定戦のくじ引き

◆幕内
豪栄道の二連敗でしたね。優勝二回しかしたことのない豪栄道に対して応援するコールがわき起こり、館内を埋め尽くしました。しかし優勝決定戦の一方的な敗戦に、物足りない観客からは座布団も。
私もちょっとがっかりしましたね。
元々立ち会いの低い豪栄道に対して、更に低い日馬富士はまるでロケットのよう。
日馬富士が優勝した後は、彼に対して暖かい拍手がわき起こり、花道には人が集まり力闘をたたえたのでした。

思えば金星配給横綱と揶揄され、序盤連敗を喫して「あわやハルマも休場か?」と言われた状態からは予期せぬ優勝。一人横綱の意地、すごいです。

本割りが終わると「弓取り式」が行われます。優勝決定戦の前に行われるので、大勢の人の目に触れるいい機会と思います。初めて来られる方、弓取りを知らないで一気に帰ってしまうので・・・。土俵入りと同じように「よいしょ」とかけ声をかけるので、気持ちが引き締まるいい儀式だと思います。

今回優勝授与式で、メキシコ大使の方の「被災における日本からの援助は忘れない」というスピーチに目頭が熱くなりました。私、何もしていませんが、誰かのために何かをしたいという気持ちが揺さぶられました。

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↑協会挨拶
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↑日馬富士と豪栄道の対決

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↑弓取り式

◆出世力士手打式と神送りの儀式
千秋楽恒例の儀式。「出世力士手打式」は、その場所前の新弟子検査に合格した者が、土俵上の勝負審判から御神酒をもらい、盃に口をつけます。その後館内の全員で三本締めをします。これが気持ちいい!爽快!
そして出世力士が土俵祭りに参加していた行司で一番格下の者を胴上げします。これが神送り。

土俵祭りによってお迎えした神様を、元の場所へお送りする意味があります。行司が神の代行として扱われるんですね。 しかしほんのちょっと前(2008年頃?)は勝負審判を胴上げしていたらしく、行司に変更されたそう。年々重くなる勝負審判に、年々弱くなる新人たちが耐えられなくなったのだろうか?(笑)

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◆力真引退
帰宅して楽日の生放送を録画して再生したら、驚きの報。これはまたもう驚きですわ。21歳ですよ。あれよあれよ問に十両に上がってきた有望株がいるなぁと思ったら、怪我して一場所で引退とは。
膝の怪我が原因とありますが、失敗したのか余程の大怪我だったのか・・・。
まさか春巡業での過呼吸が恐怖の原因となってしまったのかなど、いろいろ想像してしまいます。でも若いので、再出発が早ければ早いほどいろいろな道が開けると思うので、今後いい人生を歩んで欲しいですね。

■場所入りコレクション

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六本木神社めぐり~出雲大社東京分祠・天祖神社・乃木神社 [◇江戸寺社・史跡めぐり]



■出雲大社東京分祠

車通りも激しい六本木通りから路地に入ると急に静けさが訪れ、がっしりとしたコンクリート造りの神殿が目に飛び込んできます。門前から見上げれば六本木ヒルズが垣間見え、何とも不思議な光景。
都内で唯一の出雲大社の分祠。
なぜ都内にあるのかというと、第十八代宮司の千家尊福氏(弘化2年から大正7年)は、神道大社派を設立し全国熱心に布教活動をしたとか。
山陰地方に鉄道が通っていなかった時代には、出雲大社から東京まで片道10間日かかったため、東京に分祠を建てることにしたそうです。ちなみにこの方は、唱歌一月一日(年の初めの~) の作詞者でもあり、のちに政界に進出し東京府知事や各県知事も歴任しています。

ちなみに、新横綱が誕生し、両国にある野見宿禰神社にて奉納土俵入りが披露される日には、こちらの宮司が出張して祭事を執り行います。
また、こちらは明治31年にいち早く神前結婚式を執り行った神社でもあります。
通りすがりのインド人が一礼して行く様子をみて、日本においての神道の扱いや立ち位置がわかっているんだなーと妙に関心しました。


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■天祖神社(龍土神明宮)


祭神は、天照皇大神・伊邪那岐命・伊邪那美命。
約六百年前の至徳元年(西暦1384年)創建。このお宮に、品川沖から毎夜竜が御灯明を献じたため、付近一帯を竜土村と呼ぶようになり、神社も龍土神明宮と呼ばれるようになったとのこと。
現在の御社殿は昭和三十二年に再建されたものです。

境内の【満福稲荷神社 福禄寿(港七福神)】は、従前は孫太郎稲荷でしたが、近隣の稲荷社を合祀して満福稲荷神社となったとのこと。福禄寿は南極星を表す神でもあり、人の生きる道や事業の道を導いてくれる御利益があるとして仰がれています。六本木という場所にぴったりの神様ですね。

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■乃木神社

複数回の参拝にして初めて旧乃木邸を見学することができました。
ドイツ留学中に視察したフランス陸軍の兵舎をスケッチし、自ら設計したそうです。
山小屋やロッジという雰囲気を醸しだし、まるで避暑地にあるようなデザインだと思います。

家の中は入ることは出来ず、外側に見学用足場が作られていてそこから見学します。
乃木将軍の衣服などが窓辺に近いテーブルや床などに置かれていましたが、光が反射してうまく見ることが出来ませんでした。しかし質実剛健で簡素な雰囲気を好んだ様子がわかりました。

明治24年、金沢を訪れたときに8歳の辻占売りの少年に出会い、感銘してその子に2円を上げたときの様子を模した銅像。話は脱線しますが、辻占はアメリカの中国菓子としてしられる「フォーチュンクッキー」の原型ですね。
日本のレシピを元にアメリカの中国移民が考案したといいます。

敷地には松下村塾の開祖、玉木文之進と吉田松陰を祭る「玉松神社」もあります。
おじと甥にあたる二人は長州萩の学者であり、親戚の乃木将軍にも影響を与えただろうということから、祀ることになったということです。この日は宝物館はゆっくり見る時間がありませんでしたので、御朱印を頂いて帰りました。

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平成29年度大相撲九月場所@初日観戦レポ [★相撲観戦]

●http://sumo.or.jp/

※写真追加(2017/10/16)

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↑外に置かれている四横綱パネル。どうせパネル置くなら、壁画を復活して欲しい・・・


■どすこいFM終了!(T-T)

残暑厳しい秋場所。三横綱と佐田の海休場の悲報もショックですが、更に悲しいことに、なんと「どすこいFM」が今場所で終わってしまうとのこと!
やはり最後に思い出が欲しく、土俵の砂を求めて並ぶもGETならず(泣)。
土佐豊大道がゲストの時に聴くことが多く、その軽快なお喋りを大いに楽しませてもらいました。

終わる理由は何でしょうか、じゃんけんで並んでいる際に、後ろの客から前が見えなくなるというクレームがついたのでしょうか…でもそれならば、じゃんけんだけをやめればいいことだし。
アナウンサーの方が引退したくなったのでしょうかね。アナウンサー抜きで、親方同士でお喋りに興じてもらってもいいんですけど、やはりプロがいないと難しいでしょうか(笑)
相撲ジャーナルなどの雑誌で、その辺りの情報求む!

■応援している力士の星

さて、初日の取り組み応援した力士の勝敗は。
聡ノ富士○…初日、勝ちました!巡業では徐々に若手に弓取りを譲ることも多くなり、指導に当たってます。いつまで彼の弓取りが見ていられるかは心配です。
淡路海○…対戦相手の福ノ富士はざんばら、ざんばらということは入門して上がってきたのが早いということですから、実力者のはず。そんな彼にがっぷりじっくり粘り、最後は足を残してうっちゃりぎみに押し出したので、強くなっている感触を受けました。
睦風●…足が出ず、はたきこみで前にたおれこんでしまいました。首を傾げてとっても悔しそう。
舛乃山●…荒虎に負けました。まだまだ脚の状態が悪そう!びっこをひいて土俵を降りました。
矢後●…負けちゃいました!十両の壁は厚いですね。
北大樹○…幕下陥落してしまった北大樹、なんとか翔猿に勝ちました。調子は良さそう。彼には綿の廻しは似合わないよ~!

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■優勝争い予想

◎高安、日馬富士
○琴奨菊、嘉風
▲北勝富士、阿武咲
歓声が大きかったのは御嶽海と、豪栄道。でも二人とも負けました。角番の豪栄道は勝っておきたかった!角番で初日に土をつけたのは初めてだそうです。これは危険信号ですね。

■売店情報
大関昇進を記念し、高安弁当が新発売! 鯖の煮付けと鳥の唐揚げタルタルソース付がミスマッチのようで、いい感じ。女性は地下のちゃんこを食べたあとは、二、三時間開けて食べた方がいいかも。

オリジナルグッズは、弁当箱セットが登場!物欲を刺激しまくりです。
帰ってから早速開けてみたのですが、箸入れがちょっと使いにくいかも…。滑らす蓋ではなくて、垂直に持ち上げる蓋なんですよね。力を入れなければならないので、その弾みで箸が飛んでいってしまいそう。
協会内部の人が見本を確認すると思うのだけど、まさかその中に引退した親方は入ってないよね…。力士は造作もなく開けられると思うので、彼らの意見が反映されてたら怖い(笑)

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■ファンサービス?

もぎりに錣山親方(元寺尾)、錣山親方の交代で阿武松親方(元ますらお)という夢のリレー!
そして二階の警備に、武蔵川親方(元武蔵丸)、鳴門親方(元琴欧州)、振分親方(元高見盛)がいました!
※ちなみに振分親方は真面目なので、写真も握手も断ります。鳴門親方はピンならば写真は応じてくれます。 武蔵川親方は余程迷惑にならない限り、一緒に写真に写ってくれます。でも、他のお客様の迷惑にならないよう気を付けましょう!私も気を付けます。
また、大関の高安が西側の門から入場してきましたよ。三横綱休場なので、ファンに顔見せでしょうか。

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↑初日に観ることができた高安

■相撲博物館
今の展示は北海道出身力士の特集です。
お馴染みの大横綱、千代の富士、北の富士勝昭、大鵬の化粧廻し。一体何回お目にかかっただろうか…。
現在の関取は、矢後、旭大星。親戚が北海道にいるので、道産子には親近感があります。

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↑脇に貼られていた秋巡業の日程表

■江戸ノレン

築地もんじゃ「もへじ」で舌鼓。鉄板が各テーブルに備え付けてありますが、店員さんに頼めば焼いてくれます。というか、頼んだ方がいいです!まるでバリスタのような美しいソースアートに心奪われます。
お好み焼きもほかほか、こんなにホットケーキのようにふんわりしたお好み焼きは初めてかも。

江戸ノレン内の土俵では、元力士の二人が相撲を教えてくれるイベントを開催。
力士ぐるみを着た外国人を振り回したり、二人が所作を観客に教えながら本気で取り組みしたり、大賑わいでした。
相撲観戦ができ無かった人も、少しはここで溜飲を下げることができるかも。

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