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富士五湖周辺めぐり~花の都公園 [山梨県]

●山中湖~ほうとう水神


夕暮れ時にもダイヤモンド富士を見ることができると聞きつけ、山中湖近くの花の都公園へ。


周遊バスで山中湖まで行きましたが、意外と湖畔近くでのんびりできそうな遊歩道が無いことに気がつき、山中湖でダイヤモンド富士を狙うのはやめました。

丁度「花の都公園入り口」バス停目の前のほうとう屋さん「水神」が目に入ったので、腹ごしらえにとお邪魔しました。

こちらではなんと、ほうとう一種類のみ。後は寄せ豆腐や川魚などを提供しています。

そのほうとうは他とちょっと違っていてピリ辛の昆布が乗っています。これがいいアクセントで、南瓜・大根・人参・白菜など基本の具材が入った汁にぴったり。寄せ豆腐は大豆の甘みたっぷりで滑らか。一種類でも寒い冬なら何度でもたべたくなってしまいそう。接客もとても丁寧で、気遣いがとても心地よかったです。


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↑山中湖をのぞむ

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↑最高に体が暖まりました


●花の都公園


www.yamanakako.gr.jp


気をつけたいのは「花の都公園入口」バス停から二キロ近く歩くことです。帰りも河口湖駅へ行くために、このバス停を使いましたが、予定時間の二つのバスが来ず結局一時間待ちました。不安になりかけたところ結局反対方向から河口湖行きのバスが来て、相方と二人で「?」。バス停の位置が間違ってたのでしょうか…。


花の都公園は有料敷地以外にも広大な花畑を持つ場所です。勿論花の咲く季節に行った方がいいでしょう。

しかし冬の富士山を眺めるのに、ここは非常に美しく適した場所です。周囲に外灯もないので、邪魔な光は入りません。オフシーズンは観光バスもいないので、広大な駐車場を独り占めできます。


残念ながらまたしてもダイヤモンド富士は拝めなかったのですが、夕暮れの神秘的な富士山は眺めることができました。


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富士山を眺めた後はライトアップイベントの「イルミネーション FANTASEUM ~冬の煌めき~」を鑑賞。

花の都公園は冬季オフシーズンのため、本来有料の「清流の里」も無料です。

暗闇に浮かぶ光の洪水。バックの山々の黒々としたシルエットのなかで輝く光は、都会でみるライトアップとはまた違う美しさがありました。


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↑温室内のライトアップもありました

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富士五湖周辺めぐり~忍野温泉・忍野八海 [山梨県]

●忍野温泉


日帰り温泉を利用しました。長いこと営業されているようです。ペンションのような風情の建物で、中の設備は最新ではないですが、とても清潔でこざっぱりとしています。接客も丁寧で居心地のよい温泉宿でした。

こちらは鉱泉で、源泉掛け流しではありませんが、熱すぎるお湯は苦手なので私には丁度よかったです。


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●忍野八海


http://www.vill.oshino.yamanashi.jp/8lake.html


カレンダーや絵はがきで有名なので一度行ってみたかった場所でした。

行ってみると狭い範囲に観光客があふれている感じで、古き信仰の場としての霊場であった神秘さと牧歌的な日本の風景をのぞむ、というという期待は崩れ去りました。

こういった場所は観光ニッポンの一典型かもしれません。


迎え入れる側の接客も酷いです。完全に観光客を敵視しています。 急遽訪れたので情報を仕入れたく、観光案内所に行きましたが閉まっており、村にはパンフレットなどもおいてありません。

なので、各施設や駐車場の係員に質問したところ開口一番「しらねぇ」「あっちだあっち!」などと怒鳴られたりなおざりな態度を取られました。

あまりのことに驚きました。ただ単に場所や方角を聞いただけなのに、まるでこちらが悪いことをしたかたのような扱いです。こんな辱めを受けるなら来なければよかったとさえ思いました。


中国人観光客が多いのはしょうがないです。きっとこちらのことも言葉の通じない中国人やアジア系と思ったのでしょう。しかし、観光客を敵視するくらいなら、観光地をやめてしまった方がいい。

取りあえず重い気持ちを引きずって七つの池を回りましたが(一番霊場は遠くてやめました。気持ちが晴れてれば行ったと思います)。


また、観光地としての魅力も大したことがないと感じました。木曽路のよう古民家がたくさんある集落だと勝手に想像していた私も悪いのですが、池の近くに人工的なコンクリートの建物、安っぽい看板だらけの土産物屋、中心にある巨大な中池は人工池。

小さなエリアに外国人観光客がひしめきあって、日本の原風景などさっぱり感じられません。

完全にキャパオーバーです。 世界遺産にしたことにより、完全に死んだ場所だと思います。


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↑茅葺き屋根の民宿「鱒の家」

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↑中の池。八海の一つではありません

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↑お釜が池

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↑昔は菖蒲が咲いたという菖蒲池

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富士五湖周辺めぐり~鳴沢氷穴&富岳風穴 [山梨県]

●富岳風穴&鳴沢氷穴


https://www.mtfuji-cave.com/contents/ice_cave/


どちらも天然の冷蔵庫という点では変わりありません。

富岳風穴の方が広いし、風が通りやすいのか寒さを感じました。富士山が噴火したときの溶岩がロール状に巻かれてそのまま固まったもの、溶岩が縄状に冷えて固まったものなど、自然の猛威による不思議な造形を見ることができます。岩からしたたり落ちる滴が落ちるさまも面白い。


江戸時代は加賀藩の前田家が献上することで有名だった「お氷さま」といって、こういった天然の氷室や地下蔵から江戸まで休まず届けたといいます。

この風穴らが使われたという確証はないですし、説明が気にも記述はないのですが、将軍家が氷室として一時的に使っていた、もしくはここの氷を切り出して使った可能性はあるということです。


今は温暖化の影響で天然の氷はなかなか出来にくいらしく、代わりに切り出した氷を積み上げています。

明治維新で海外への輸出用に養蚕が盛んになったとき、この氷室を使って繭の中の蚕を冬眠させておき、年に二回ほど成虫させて繭を取り出したとのことです。

また、楢やブナなどの種を発芽させるのを遅らせるという方法でも使われたそう。 人間の知恵よりも、昆虫や植物の種の力が凄いと思いませんか。


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↑ライトアップされた氷

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↑富岳風穴はヒカリゴケの群生地でもあります


●樹海


富岳風穴の国道の反対側に樹海の散歩道がありました。

約一時間程度のトレッキングで、コウモリ穴まで行きました。

初めて樹海に足を踏み入れるので若干緊張。

葉が枯れていたので割と日は射し込んでいましたが、木の背が高いので鬱蒼とした雰囲気はあります。

野鳥公園に近い場所に「野鳥の水飲み場」があり、冬は枯れているのですが、野鳥の鳴き声が四方八方から聞こえてきて、たまり場になっていました。


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富士五湖周辺めぐり~竜ヶ岳 [山梨県]

〈行程〉
・JR河口湖→周遊バスで本栖湖→竜ヶ岳
・風穴&鳴沢洞穴~富士樹海→キャンプ
・河口湖~忍野温泉→忍野八海→山中湖→花の都公園入口~富士山駅
松の内に富士山を見たい!ということでダイヤモンド富士の見える山行を計画。
しかしテン泊するには、圧倒的に冬用装備が足りない…。動いてる間は何とでもなるが、今ある物をかき集めて、なんとか日の出を見るために、一晩だけでもしのげないだろうか? ということでかき集めてみた。
上着のレイヤーは下から順にモンベルのジオライン・エクスペディション&冬用カットソー&シャミースフリース&アシックスのインナーダウン&モンベルソフトシェル。
足はヒートテックタイツ&アルパインズボン&ダウンパンツ。
寝具はエアマット&サーマレスト&夏用シュラフ&シュラフカバー&グンゼのウチコレ(ルームシューズ)。
これでマイナス10℃近く耐えられるのか…。戦々恐々としながらも出発しました。テントの結論から言いますと、…耐えられました!
勿論ぬくぬくとはいえませんし、足の裏と腰などにホッカイロを貼って、さらに裏起毛フリースブランケットを上からかけてやっと耐えられる程度で、夜中の二時に寒さで目が覚めてからは寝付けず、ずっとウトウトとしていたままでしたが、それでも恐れていたような低体温症気味でヤバい…という事態にはならず。
何が功を奏したのか。
・モンベルのジオラインがやっぱり冷えない
・グンゼのウチコレが暖かかった!
決め手は「足が冷える前にさっさと履く&足の裏にホッカイロを履く」
マイナス10℃までなら、人間気合いと心構えで、何とかなることがわかったテン泊でもありました。
《旅行記》
●竜ヶ岳
いつものようにバス酔い&本栖湖の寒暖差にやられた!
着いたとたん体が対応しきれず、本当にこのまま山を登るのか?と不安に。
人の良いお婆さんに誘われて、つい目の前の食堂「湖仙荘」に入ってしまった。冬の本栖湖は午前中日が出てても-5℃くらい。人が来ないのだろうか、食堂のお姉さん&お婆さんがとても親切で、暖まりなさいと話しかけてくる。
食堂の中からは富士山が見えるが、雲がかかったり、なかなかすっきりと見えない。大晦日前は、なんと早朝に赤富士になったそうです。富士山モルゲンロート!
竜ヶ岳は山頂まで切り開かれたのは割と近年のことで、2000年のことだそうです。それまでは石仏までしか登れなかったそう。
この山の凄いのは、笹藪がきれいに刈られていて、登山中振り返ればずっと富士山が見えること! とくに石仏の広場の東屋からは絶景。冬に危険なのは霜が太陽で温められ、ひどくぬかるむこと。ゲイターの着用をお勧めします。
残念ながらダイヤモンド富士は山頂に雲がかかっていて拝めませんでしたが、午前9時ごろにはすっかり姿が露わになりました。

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↑河口湖は外国人ばかりでした
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↑目の前の富士山の裾のに広がるのは樹海
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