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谷根千めぐり・言問通り①~根津神社、雀の米屋 [◇江戸寺社・史跡めぐり]

【ルート】 根津神社⇒芋甚⇒玉林寺⇒妙雲寺⇒カヤバ珈琲⇒たこ焼き

※友人と二人、根津駅から言問通りをのぼり、カヤバまで行きました。


■根津神社

根津に来るたび、足を運んでしまいますね。それだけ閑静で雰囲気の良い境内です。
初回は気づきませんでしたが、社殿の唐破風にたくさんの卍がありますね。
根津神社は日本武尊が祀り、太田道灌が社殿を奉納し、五代将軍綱吉が大改築をした神社ですが、明治時代の神仏分離、廃仏毀釈までは「根津権現」として知られていたそうです。
仏教が日本に伝来したさいに、神道の神は仏の姿に置き換えられました。
仏という姿は神のとって「仮の姿」とすることで、日本古来の神が上位であると位置づけ、折り合いをつけたんですよね。
ちなみに「権現」はスサノオの、十一面観音菩薩を本地仏とする名前です。

相殿に祀られた山王権現と八幡神と合わせて、根津三所権現とも呼ばれたというわけで、仏教と結びつくが深く、卍を神紋としているそうです。
明治4年(1871)に明治政府が「古器旧物保存方」という太政官布告(法令)を出したことで、当時の姿そのままの社殿に未だに卍を頂いている神社も多いのではないでしょうか。



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↑つつじの夏は青いです

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↑手水に卍

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↓破風の奥の扁額が有栖川宮様のお手?

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↑早乙女稲荷神社に続く参道。
この日はお払いを受けている方がいて、社殿の写真は控えました。


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↑徳川家宣の胞衣塚

新生児が生まれると胞衣(胎児を包んだ膜と胎盤)を誕生地に埋めて胞衣塚を作るという風習がありました。
徳川家宣の胎盤がこの下に埋まっていると思うと、一気に現代と江戸時代がつながった気になりますね。
きっと豪華な胞衣壷に入っているのでしょうね。

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↑駒込稲荷神社

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■米屋さん

欠かさず見ているタモリ倶楽部に登場した「雀のたくさんくる米屋さん」。たまたま通りかかって発見しました!
この日も樹上に雀がチュンチュン。精米して売り物にならない割れた米などをあげているそうです。
建築看板ではありませんが、屋号の看板が歴史を感じさせます。

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