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2/3 古武道演武大会@武道館 [★和の催し]

●HP…https://www.nipponbudokan.or.jp/shinkoujigyou/gyouji_06

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武道館で始めて武道を見ました。
3年前にこの大会を知り、ずっと来たかったのですがなかなかタイミングが合わず。
演武は11:00から始まり、15:52まで。休憩は13:16からの20分だけ。一見とても長時間に感じられますが35もの流派が持ち時間8分ほどで次々に行うので、あっという間に感じました。
しかも古武道というだけあってどの流派も歴史が長く、起源をパンフレットで確認するだけでも精一杯。
初代征夷大将軍の坂上田村麻呂が起こした剣道「諸賞流和」や、宮本武蔵の剣を伝承する「兵法二天一流剣術」など歴史上の人物が絡む武芸が続々登場し興奮。

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↑示現流には外国人が多い


また各藩が採用していた武芸をたくさん見られることも楽しみの一つ。天正時代、田宮平兵衛業正を流祖として伝わった徳川紀州藩の武芸「田宮流」薩摩藩の「示現流」など。概ね関東以北の剣道では気合の掛け声が少なく、西日本では掛け声けたたましくまた外国人の演武者が多いと感じた。東は静寂の中にピンとした空気が張り詰める剣が多かったのに対し、西は威勢よく相手を圧する剣が多かったように思います。

茶の湯から宮中行事のしきたりまで幅広いしきたりを伝授する「小笠原流」、徳川三代吉宗を育てた柳生宗矩の「柳生新陰流兵法剣術」、幕末志士たちをたくさん育てた「北辰一刀流」、江戸四大道場の一つ「心形刀流剣術」など有名どころもずらり。
心形刀流はあの幕臣、伊庭八郎が宗家を継いだ剣術。三百余年前に伊庭是水軒秀明が開創した流派です。そのなかで比較的新しく幕末は「田舎剣法」と揶揄された試衛館の「天然理心流剣術」が招致されていることに嬉しさを覚えました。150年経てば古武道に入れてもらえるのかな。

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↑天然理心流の特徴、ごんぶと木刀で素振り

記憶に残ったのは… 武者鎧をつけて行う「初實剣理方一流甲冑抜刀術」(下)。兜を外して盾代わりにするなど、武具の知られざる使い方を見せてくれました。
荒木流拳法では鎖鎌の実演に沸き、「琉球古武術」では櫂や木の棒など手近な物で戦う方法を知り、最後の「陽流砲術」では手持ち大砲の音の大きさと威力に驚きました。危険なので砲弾が向けられる座席に座っていると、退席を促されます。最初からその席は避けた方が楽でしょう。消化器と共に出場してきたので、本当にドキドキしました。


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↑わかりずらいかもしれませんが、兜を脱いでいます

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↑座り方にも「型」がありそうです

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↑徳川と縁の深い柳生心陰流
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↑椅子を持参する流派も

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↑示現流。気合いと共に乱れ打ち
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↑手裏剣術。あくまで先手攻撃、このあと剣でとどめをさします
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↑いわゆる奥女中たちの薙刀(なぎなた)術
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↑荒木流拳法の鎖がまです
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↑砲弾の準備
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↑実射のあとは煙が立ちこめました


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