スーパー浮世絵 江戸の秘密展 [★和の催し]
●HP・・・https://superukiyoe.com/
若干子供だましの感は否めないけれど、それなりに楽しめました。
江戸に対しての知識はある程度持っているので、もっと視覚効果を期待していましたが、江戸時代にタイムスリップしたかのような疑似体験ができる、という程ではありませんでした。
既存の浮世絵の登場人物の可動域も少ないし、浮世絵自体も豊富に使われてはいなかった。
360度、どこを見渡しても江戸の街、というわけではなく、浮世絵を大きくスクリーンに投影しただけという感じ。
ただ、浮世絵そのものが今で言うとA4A3サイズの大きさに近いので、原画(刷り)の展示会だと凄く寄ってみないとわからない細かな箇所を、大きく見ることができたのは良かったと思う。
写真撮影も可能ですし、撮影用の道具も置いてあったので、友達とわいわいしながら、気軽に楽しめる雰囲気はありました。
江戸が徳川家康が連れてきた職人たちが居ついて発展したことや、歌舞伎の芝居小屋、江戸三座が猿若町に集められ浅草が芝居の町として発展したことや、贅沢禁止令のため庶民はあの手この手でお洒落を楽しんだことや、吉原に続く道はひとつしかないことなどなど・・・江戸時代の知識を初めて得る分にはいい展示会だとは思う。
それにしても通常の原画展覧会と同等のお値段は少し高いね。
お気に入りのスポットは、花街。格子窓の奥に美人画があり、その前に立つとにこっと笑ってくれる。
目が合うと本当にドキッとしちゃうので、当時の男心が少しわかったかも。
お土産屋の食器たちが本当に美しくて、そこだけ再訪するのもいいかなと思いました。●初めて知ったこと
日本橋魚河岸にあがった魚は、戸板を借りてそこに陳列しなければならなかったそうだ。
戸板状の台は「板舟」といって、一枚ずつ所有権があったそうな。
それを所有している有力商人から借りて、商いをする小規模商人も多かった。
浮世絵では、麻を扱う小売店の間口を借りてその戸板を並べていたため、喧嘩が絶えなかったというもの。
麻に魚の匂いってついちゃだめだろ、と思うのですが・・・。
日本橋について知識を深めるなら、こちらのサイトもおすすめ。
http://nihombashi-tokyo.com/jp/history
↑このパネルの間に入って記念撮影も
■欧風カレー キュイボンヌ
近くにあった、欧風カレーやさんへ。とっても濃厚で王道なカレーを久々に食べました。
野菜の溶け込んだ甘みとピリっとする香辛料の刺激。辛さは「甘い・中辛・辛い」から選べるのですが「甘いと中辛の間」という頼み方もできます。
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