箱根神社 [箱根]
箱根神社は凛とした雰囲気が漂ってました。
なのに…
私、申し訳ないけど出店が境内に建ってるのすっごい嫌いなんですよね。
キリストが神殿の中で商売している人の商品を蹴ちらかして怒った気持ちに同感。無神論者だけど、そこは人間として人の「いい気持ち」が集まるところは綺麗にしておきたいと思うんですよね。出すならせめて、景観にマッチする暖簾を作るとかしてほしい。
歴史のある『矢立の杉』の前に、ゴミ袋を置くのはほんと萎えました。
『矢立の杉』はあの坂上田村麻呂が征夷大将軍として東北に向かう際、武運を祈願するため矢を献上したといわれるもの。矢を杉に向かって放ったのかそこまでは書いてませんでしたが、きっと遠くから放って当たれば吉、みたいなことをしたのではないかと勝手に妄想しました
『曽我神社』は、あだ討ちで有名な曽我五郎と兄・十郎の霊を弔う神社。怨霊信仰の日本人の性質がよく出てますね。
死して神として皆が信仰すれば、怨霊にならずに祟られまい、という。
先祖を供養するという例の一般的なもので、一神教よりはまったく理に叶っていると私は思います。
『宝物殿』の企画展示室では、『日本三大仇討ち』がやってました。
曽我兄弟・赤穂浪士・荒木又右衛門 が展示されてました。
20畳程度の1室にまとめられていたけど、なかなか見ごたえがあった。私は赤穂浪士以外はあまり知らないけど、確か曽我兄弟は大河ドラマ義経に若干出てきたような、出てこないような…。
興味深いのは大石内蔵助の出納帳があったこと。直筆だぁと思うとやにわに興奮他にも、頼朝と義経が献上した刀身があって、その美しさにみとれました。
常設展も北条早雲寄進状・豊臣秀吉掟書・徳川家康寄進状など、そうそうたる歴史の有名人の縁があって、戦国時代ファンならずともビックリすること間違いないと思います。豊臣秀吉の掟書きは、北条を責め滅ぼした後平定するためにやってきたということなので、もしかしたら手書きかもしれません。
いやぁ、意外な収穫がありました。
↑湖水に眠っていた霊木「けけら木」
↑湖水に入っている平和の鳥居
コメント 0