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加賀水引細工と水引アクセサリーシリーズ"knot"の展示会 [★和の催し]

■津田水引 2023 春 展

http://www.ginzanokanazawa.jp/gallery/kikaku/

個人的にも創作している水引アクセサリー。金沢旅行の折に非常に感銘を受けた「津田水引」さんの展覧会が「キラリトギンザ」内の「銀座の金沢」にて展示販売されるというので、立ち寄りました。
「knot」のアクセサリーもとても素敵でした。同じ結び方でも色違いで全く印象が変わります。

水引自体も100種類近い色がおいてあり、購入することができました。

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■カフェコムサ コムサステージ銀座店


http://www.cafe-commeca.co.jp/


その帰りに表題のカフェへ。室内の壁がグレー基調で、テーブルクロスが青、深紅など高級感たっぷり。

こちらの店は日本原産の果物を極力使用することをモットーとしているようです。

しかし今回は店員さんおすすめのコロンビア産「ハニーピタヤ」と、甘酒を注文。ピタヤは初めてでしたが、キウイの酸味を弱く、更に柔らかくして、あけびのような瑞々しさを加えたような控えめな甘さでした。

クリームの酸っぱさも手伝ってとても爽やかなケーキでした。

同僚と共に、とても充実した夜を過ごしました。


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「北斎 百鬼見参」展/すみだ北斎美術館 [★和の催し]



8月のことですが、すみだ北斎美術館にて「鬼」に着目した展覧会を鑑賞。
鬼になった人間、鬼退治にまつわる武勇伝、コミカルな鬼の北斎漫画まであらゆる鬼が集結。
以前、鬼について記事を書いたことがあります。

最初に鬼が登場したのは『日本書紀』です。
鬼は「この世の外から禍(災い)をもたらすモノ」とされ、「オニ」ではなく「モノ」と呼ばれており、その姿は大きな笠をかぶった人のような姿でした。
物の怪(もののけ)という言葉もありますね。
中国では悪霊や幽霊のことを「鬼」(gui、クイ)といい、古来、日本でも同じように捉えていたと思われます。現在に定着した「角が生え赤い体」の鬼は、実は儺(オニヤライ)という儀式(現在の節分の儀式に該当)で目に見えぬ鬼を追い払う「方相氏」という存在の姿なのですが、いつのまにか鬼を追い払う側の姿が鬼として定着してしまいました。


疫鬼を追い払うための儀式。中国の風習が日本に伝わったもので、中国では三月・八月・一二月の三回行なったという。日本では慶雲三年(七〇六)一二月初めて行なわれた。(コトバンクより)


いずれにしても古来から日本人は異世界の存在を指して、鬼(モノ)とよんでいた節があります。
北斎という天才のフィルターを通して、いかに鬼が変幻自在の存在となっていったのか、日本の風俗をひもとく展示会でもありました。

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吉田神社での追儺 『都年中行事画帖』(1928年)より

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大英博物館-Hokusai展 [★和の催し]

●サントリー美術館

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葛飾北斎展。
そのあまりの才能ぶりに、 観ているこちらのエネルギーも消耗。
晩年になればなるほど、イラストのようなデザイン性の高い構図から、精緻で鬼気迫る筆遣いになっていく。

富岳三十六景は、現代のイラストレーションとして、その構図の妙は教科書のような存在。
早馬の駆ける馬上の男の顔を描かず笠だけにしたり、4:3の比率で大木を天地まっすぐに配置したりとその構図のダイナミックさと、大胆な足し引きに舌を巻く。
特に鴨はお気に入りとみて、その羽毛の柔らかさは手に触れられるよう。

印象際立つのは「弘法大師修法図(の絵弘化年間1844-47)」の鬼と弘法大師画。
弘法大師の脇の木に、びっしりと茸が生えている。本来、物語にはこの茸は描かなくてもいいはずだが、茸があることで妙な現実感がある。左にいる鬼という虚構の存在から右に視線をうつしていくと、現実になっていくという感じも受ける。
それに相対して、「白拍子」のうりざね顔の美しさ。展示エリアごとに当時のイギリスの文化人のコメントが引用されていたが、まったく同じように同じ人物の手によるものだとは思えない。

解説が欲しいのは「端午の節句図」。
兜の下げから伸びるベールのようなもの。あれはなんだろう?しかも甲冑を床の間に飾らずに台に立てかけ、足下に熨斗袋に包まれた菖蒲の花はまるでブーケ。 これは、西洋絵画の何かをみたのだと思うが違うだろうか。

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「端午の節句図」

90歳の大往生ながら、あと10年生きていれば本物の画工になれたと言い残して亡くなる。高みへの渇望が凄い。 今回こそは富岳三十六景を買おうと思ったが、サントリー美術館には今回の展覧会図録しかなかった。
錦糸町の「すみだ北斎美術館」で鬼のテーマが開催されるので、そちらで購入するとしますか。

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