SSブログ

12/8 特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」 [★和の催し]

2018-12-12T13:24:10.jpg

2018-12-12T13:24:10.jpg

2018-12-12T13:24:10.jpg

2018-12-12T13:24:10.jpg

●HP…https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1914

一つの寺だけで展覧会が出来るというその歴史の深さ。以前購入した仏像の本のイラストのモデルは、ほぼこの寺の仏像ではないかと思われます。

六観音菩薩像が一堂に会するのは珍しいのではないか? 
散々仏像展に行ってるが、准胝観音と如意輪観音は初めて見たかもしれない。それほどあまり作られていない、もしくは、現在に残存していないのかもしれない。准胝観音は限りない清浄を意味し、如意輪観音は如意宝珠と法輪を持ち、人々に幸福と財宝をもたらします。

そして出家したばかりの人間である釈迦に近い姿をしているという聖観音。
穏やかなようで鋭い眼光からは、並々ならぬ決意を感じます。
その対面に地蔵菩薩が鎮座してましたが、聖観音が撮影可能なことと出口に近いこともあって、あまり注目されていなかった…。
六道輪廻で衆生を救う忙しい菩薩なので(笑)、他の菩薩よりも尊い扱いを受けてもいいはずなのに…。
そして一番の見所は後背を取り外した背中。菩薩の姿を360度鑑賞できました。ほどよい丸みとしゃん、とした隙の無さが同居してました。

肥後定慶抜かりない。運慶の次男康運が改名したという説が濃厚なんですね。

・彼についてはこちら→
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/肥後別当定慶 
観音様は観音菩薩といい、仏も菩薩も明王も元は釈迦なんですよね。
・詳細はこちら→https://mag.japaaan.com/archives/67334
運慶のダイナミズムも感じつつ、造形のきめ細やかさを感じました。

十大弟子立像の背中に漂う哀愁が良いです。つくづく彫刻というのは、背面から見たときに上手さを感じさせるものだと思いました。

弟子の中では、阿難陀が一番釈迦(菩薩)に近い面立ちをしているのはやはり息子だからでしょうか。
コンパクトで非常に見所のある展覧会でした。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。