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ハロウィン装飾の横浜西洋館めぐり①ブラフ18番館~ベーリック・ホール [◇江戸寺社・史跡めぐり]

■ブラフ18番館

●イベント内容 「丘の上のハロウィンティーパーティ」〜マムとりんごのにおいと風の丘〜 Design Team Liviu 石畑真有美・葛西知子

ずっと行きたかった洋館めぐり。 石川町で降りて、まずはブラフ18番館へ。 秋バラの季節なので今週を選んだのですが、丁度ハロウィンでしたね。洋館ごとに飾り付けがされていて、まるで晩餐会が催されるような雰囲気でした。スタッフも仮装し、まるで飾り付けの一部のよう。 元町に住んでいるらしき子供たちが親と一緒に仮装でスタンプラリーをしてました。大人のみなさんは可愛いチュールのついた小さな飾り帽子や黒いレースのワンピに仮面舞踏会のマスクなど、割と上品なもので、街にぴったりでした。

実は明治期ではなく、関東大震災後に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅だったそうです。しかし大震災により大部分が消失し、ほぼ復元されたもののよう。

ちょっと意外なのは木造だということ。外壁にモルタルを塗りつけているそうです。大げさすぎないベイウィンドウが瀟洒で可愛らしい。洋館によく見られる張り出し窓には大きく2種類あって、台形の窓を「ベイウィンドウ」、弓形の窓を「ボウウィンドウ」と呼ぶそうです。 白い壁と緑色の縁取りがどこかイギリスの田舎風。カントリー風とも言えるかもしれない。ブラフマン邸に限らず、消失した家具は聞 き取り調査などで復元。当時元町で製作されていた横浜家具を修復して展示しているとのこと。 全部回った上で、結局このブラフ18番館が自分好みでした。2018-10-30T00:39:27.jpg2018-10-30T00:39:27.jpg

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■外交官の家

●イベント Happy Halloween 為谷一重

1910年に明治政府の外交官・内田定槌氏の邸宅として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により渋谷区に建てられた物を移築。 家族が使用していた和館はほぼ消失し、玄関に面影を残していました。洋館は外交官としての公務の場で、和館は家族とくつろげる場所と分けていたのでしょう。 玄関には内田家の家紋があしらわれているステンドグラス。暗めの色の木材が、高級感と少し威圧感を与えるので、外交官の家 という言葉から連想するイメージにぴったり。

「アメリカン・ヴィクトリアンの影響」という説明がありましたが、調べてみると、ヨーロッパでリバイバルしたマンサールというスタイルを模倣したア メリカの建築様式のようですね。五月雨式に不明な専門用語が出てきましたが、「マンサール」というのはフランスの建築家「フランソワ・マンサール」のことで、 マンサール屋根という様式を産みだした人です。百聞は一見にしかずで、その様式はこちら。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B5%E3 %83%BC%E3%83%89%E5%B1%8B%E6%A0%B9

なるほどー、欧米の片田舎でよく見ますね! イギリスで起きたアーツ・アンド・クラフツ運動のなかに「ゴシック」様式がリバイバルしたがこともあり、サンルームに中世の城壁 を彷彿とさせる尖塔などを模しながら、屋根はスレート葺き・壁は下見板張りの外壁という、どこか牧歌的な雰囲気も併せ持ちます。2018-10-31T15:56:57.jpgP_20181028_124446-1024x768.jpgP_20181028_124629-768x1024.jpgFotor_154081230367292-1024x768.jpg

↑ステンドグラスに内田家の家紋

■べーリック・ホール

イベント ハロウィンに蘇るベーリック・ホールの怪人~愛は永遠に~ 横浜プレミアムライフコーディネーター協会 The Table Alice

外観から受ける開放的な印象とは裏腹に、中は白と黒のタイル張りの床で上品さと落ち着きを醸し出している。飾り付けは「 オペラ座の怪人」風なのか銀と黒のミステリアスで硬質な雰囲気。明るい太陽が降り注ぐ温暖な国を想起させるベーリック・ホールのスパニッシュ様式とは相反するような。現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物で、イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として1930年に建築。はめ格子の飾り窓や客室ごとに意匠の違うバスルームが素敵。残された洋館では唯一の子供部屋の壁はフレスコ技法で復元されているそうです。2018-10-31T03:42:33.jpg2018-10-31T03:25:27.jpg

ゴシックな雰囲気

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↑子供部屋

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↑このサイズが本当のウオークインクローゼットだよね…

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窓が可愛い

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パーティーに出かけた後の慌ただしさのような

■エリスマン邸

イベント ハロウィン装飾 魔女のおもてなしParty 保科幸子 with サロン・ド・ボヌール研究科

生プリンで有名な「しょうゆきゃふえ」に入りました! 落ち着いたサンルームでの優雅なひと時。キッシュと合わせて頼むとドリンク付きで+900円。でもプリンの種類は選べません。ニワトリの黄身分け器からちゅるん、と黄身が生まれた瞬間がたまらない! 何度も繰り返したくなります。プリンは、カラメルも卵もかけないで食べると質のいい牛乳プリン。生卵を混ぜると卵黄独特のもったりさにより滑らかな茶わん蒸しに。カラメルを投入すると完全なプリンになりました。非常に食べ応えがあっておなかに溜まります。

装飾はいかにもハロウィン、といった子供が喜びそうなお菓子を粘土などで再現。魔女が何かを作っている釜やトロールがいる木のオブジェが楽しませてくれました。 室内は直線的で広いサンルームが特徴的でした。2018-10-31T03:25:27.jpg2018-10-31T03:25:27.jpg2018-10-31T03:25:27.jpg

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