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湯島と千駄木めぐり~和菓子教室で初練りきり [老舗飲食店・和のお店]

春を感じる麗らかな日曜日。
この日は【湯島天神⇒釜竹(釜揚げうどん)⇒和菓子教室⇒ヤナカコーヒー】とお出かけ。
練りきりの体験教室を申し込んでいたので、その前にプラプラとお散歩したのですが、食べてばかりの日になってしまいました。

湯島天神

朱印巡りが趣味の友達と、まず湯島天神へ。
梅は終わりですが、お礼参りの参拝客も多いため、参道に列ができるほど賑わっていました。
社殿では婚礼も行われていて、角隠しと白無垢に身を包んだ花嫁さんはとても美しく、ハレの日の素晴らしい清々しさが境内を包んでいました。

ご朱印を頂くと、宝物館が割引になりました。
一階は数々の神輿。鳳凰を頂上にいただき、紫の組紐で支えられ、小さな鳥居が拵えられた大小のものが何基も有り、どれも丁寧に磨かれ綺麗なものでした。
地下は横山大観安田靱彦など、日本画家の大家たちが描いた「梅」の作品群。
梅主題のみで20幅以上あり、部屋の中央からぐるりと、香りが立ち込めるような清々しさを感じました。
「梅は満開で描かない方がよい」との記。なるほど。
桜はわっと枝を埋め尽くすように描くことが多いですが、梅は筆の運びがいちいちわかるぐらい空間を持たせて、数振りほどで描いた方がさまになりますね。
「鳥と梅」を主題に集めた一画もあり、雀や目白がかわいらしい。
鑑賞中誰も来ず、貸し切り状態。もったいないことです。

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↑劇団新派の石碑。元は新橋演舞場にあったのですね

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↑宝物館入口


釜竹

釜あげ饂飩のお店。
行列で40分ほどかかってしまい、お菓子教室の前に根津神社へいこうと思った予定が崩れました。
思わず大盛りを頼んでしまいましたが、ひたすら饂飩で、少し後悔(笑)
ですか、さすがに美味しい。
程よく芯が残りプリプリとして、グッと噛むと仄かに塩の味。
飽きがこないので何杯でもいけそう。葱と天かす、いいですね。
友人はざる饂飩。かたゆでで、物凄く噛みごたえがあります。全く違う食べ物を食しているようでした。
酒とつまみがたくさんあったので、次はどうしても夜に行きたい。

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↑蔵造です

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↑待合席から。向こうに見えるのは老人ホーム

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↑たっぷりの薬味

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↑好物の温泉タマゴ

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■和菓子教室(千駄木)

和菓子作り体験のできる、和菓子屋さんへ行きました。
今回は包餡といって、餡を包み成形することに重点を置いた回でした。
二種類を四つ作り一セットはお持ち帰りです。

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まず餡を同じ分量にちぎりわけ丸めます(この時点で難しい)。
一つを手の平にのせて、利き手の親指の付け根で押します。
ひっくり返して同じ動作を繰り返し、もう片方の餡を包めそうなほど大きくなるまで平たい円に伸ばします。
ふちが自然と中心より厚みが出てきます。…と先生は言いますが、大体歪みます(笑)
それを手先に持って軽く曲げたまま手全体を立てて(手刀を切るように)、もうひとつの玉の餡を押し当てそっと支えながら、皮を左手全体で回しながら包んでいきます。
テキストでかくとなんのこっちゃですね。
これが包餡の基本で、何回も練習しました。餡は包む方と包まれる方どちらも同じ分量だったので、皮をどれだけ均一に薄くできるかが肝です。

桜の花びらは五等分にヘラで筋を入れたあと、下から指でつまみ菱形に成形し、今度は各片を親指で外側に伸ばすようにそっと押し込みます。薄くなった筋をもう一度入れて完成。
しべは金ざるを使って黄色い餡を押し込み、竹串で根元をつまみ切って乗せます。

巾着風のは桜色・薄紫色・赤紫色の3種類で皮を造り、白餡を包み球にします。
それを清潔な晒し布で包んで軽くひねり筋をつけます。桜餡を型で抜いて乗せて完成です。

餡を触るときの基本は、手のひらが乾きすぎても濡れすぎていても駄目ということ。
餡が手の平にくっついてくるようだったら、必ず晒しでふきあげて、餡の粉を落としてから触ります。
でないと、粉が粉にくっついて、餡がどんどんいびつになっていってしまいます。
この調節も難しかったですね。
和菓子と日本酒の組合せは悪くなかった。フルーティーな生酒で、さっぱりとしつつ餡と喧嘩しませんでした。
また挑戦したいです。

帰り、カヤバ珈琲に行こうと思ったら閉まっていたので、ヤナカコーヒーへ。
真剣に作業をしたいせいかお腹が空いて、和菓子を食べたばかりなのにホットサンドを。
ブラジル産カカオを使った珈琲も美味でした。

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