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2019年夏/京都・大阪・奈良旅行②~明日香村「日本初めぐり」 [奈良県]

《行程》
三輪山→明日香村…橿原神宮→飛鳥寺→亀形石造物・酒船石→石舞台古墳→岡寺→亀石
10時頃 JR奈良出発 まほろば線三輪駅下車
10:40~11:40 三輪山・大神神社 
▽三輪駅から橿原駅までまほろば線→畝傍下車→八木西口で近鉄橿原線奈良線乗り継ぎ→橿原神宮駅
▽橿原神宮前駅下車 レンタサイクル
12:40~13:15 橿原神宮 (16分・2.7km)
13:47~14:20 飛鳥寺・蘇我入鹿首塚
14:20~14:47 亀形石造物・酒船石
15:00~15:20 石舞台古墳
15:30~16:20 西国三十三所 岡寺
16:47 亀石
この日のテーマは「日本初の縁の地をめぐる」。
奈良まほろば線、一時間に数本しかないので、移動するだけでけっこう時間がかかります。 あれもこれもと詰め込みすぎたので、大神神社に行ったのなら、御神体そのものの三輪山に登拝するばよかったと思いました。 奈良は広いです。レンタサイクルの返却時間が17:00というのを考慮すると、飛鳥めぐりには一日を考慮した方が良さそうです。

◎大神神社
大神神社は「日本初の神社」。
神社に御神体を祀るのではなく、山自体が信仰の対象として、山の前に聖域を表す三つ鳥居がもうけられました。山岳信仰の始まりともいえるかもしれません。登拝には厳しい制限がかけられています。 珍しい形の「子持ち曲玉」のお守りを頂きました。
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二の鳥居
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夫婦岩
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拝殿
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狭井神社の右手が受付
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ここから三輪山の神域です
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一の鳥居は遠い場所にあります

◎橿原神宮
こちらは「日本最初の天皇」神武天皇を祀るお宮。
明治神宮に似たものを感じる、壮大なスケールの静謐さを湛え、参道と鳥居の広さに遠近感が狂いそうになります。拝殿の前も白い玉砂利が永遠に続く波かのよう。
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鳥居の上に山が顔を出しています。方角的に三輪山でしょうか?
◎明日香村
古都・飛鳥。ここが大化の改新などの舞台になった都だったとは俄に信じがたい農村風景が広がる。この風景が何百年も守られてきたということが嬉しく、また不思議でならない。なぜか郷愁を掻き立てられるのは、ここが日本の原風景だからだろうか。

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いわずもがな、605年に聖徳太子が蘇我馬子と共に発願し、止利仏師によって造られた「日本最古の仏像」が鎮座しています。左右で違う表情をお見せになるアルカイックスマイル。
あまり気にとめられていませんが、真言宗豊山派に属します。お寺の外には、「蘇我入鹿」の首塚があります。

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金の蹴鞠もありました

未だ使用用途が謎の酒船石遺跡。大規模な階段式テラスと酒船石が鎮座している山腹の中央に石垣が発見され、小高い山一帯がすべて関連のある祭祀場だったのではと言われています。これを書いたのは最近ですが、旅行後に「ブラタモリ」でも飛鳥が特集され、この遺跡も登場、斉明天皇の治世に作られたという説が披露されました。
眺めれば眺めるほどに不思議な構造。
ちなみに、こちらの山で初めて「ハグロトンボ」を見ました。都会では見られないので、少し感動しました。

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こちらは「日本最初の厄除け」霊場として知られ、「日本最古の塑像観音像」が鎮座しています。
663年、義淵僧正が開祖。この方は優れた法力で悪竜を封じ込めた伝説を持ち、それから災いを取り除くという信仰が生まれて、日本最初の厄除け霊場となったという。
けっこうな急坂をえっちらおっちら登ります。途中で自転車を乗ることも辛くなってきたので、坂下の草むらに止めました。しかし奈良のまとわりつくような暑さはすごい。東京都はまた違ったつらさがあります。
本堂はご本尊の裏をぐるっと一周でき、干支を守護する仏像など貴重な品々を拝見できました。

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青々と茂る草むらの中にどしんと構える巨石。
「蘇我馬子の墓」といわれていますね。本来は「方形憤」ですが、馬子の反勢力派が崩してしまったとも言われています。暫くは野原として放置されていましたが、明治期に田畑を開墾しようとしたら露出したそうな。
石室の中は不思議とそれほどじめじめしておらず、不思議な落ち着きがありました。
巨大な石天井は浸食されたのか元からなのか不思議な造形。
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復元された石棺

●亀石
これも用途不明の巨石。村と村の境目だから置かれていたとか、仏教伝来以前の土着信仰の一つとも言われています。酒船石の遺跡にある亀形遺物も亀ですし、何か水や魔除けなどと関係があるのでは?と思ってしまいます。
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途中にある聖徳太子生誕の地

●びっくりうどん三好野
ならまちに戻り、適当な飲食店を探すと、小さいながらも美味しそうなうどんやさんがあり、入りました。
ガイドブックに載っているのか、たくさんの外国人が利用していました。柿の葉寿司がついている卵綴じうどんを頂きました。低コスパでおなかいっぱい。手書きの絵が可愛いので伺うと、イラストレーターが身内の方で、ガイドマップなどにもイラストを寄せているのだそう。
商店街で老舗の和菓子屋さんがあったので、ホテルで大福を頂きました。
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